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 2021年度の実力、人気ともに高校生ナンバーワン投手になりそうなのが小園 健太市立和歌山)である。高校野球雑誌では揃って表紙になるように、期待度は高い。

・丑年
・公立校
・高卒 ドラフト上位投手(3位以内)
というくくりで過去の逸材投手たちを紹介していきたい。

 2009年では今村 猛清峰ー広島)はセンバツ甲子園優勝投手となり、広島東洋カープ1位となり、プロ2年目からセットアッパーを中心に活躍。通算115ホールドを挙げているように、期待通りの活躍を示したといっていいだろう。



今村猛

 1997年では、ベイスターズに1位指名を受けた谷口邦幸(町野)が公立校ドラ1として評判だった。

 石川県北部にある輪島市に所在する町野高校が生んだ怪腕として期待された投手。右スリークォーターから投じる140キロ台のくせ球で通算42試合、4勝。ドラ1として物足りないかもしれないが、多くの選手が一軍にも上がれないまま引退するプロ野球で、全国的な知名度がない公立校の投手としてはそれなりの実績を残せたといえる。

 そして谷口氏は今年、学生野球資格回復者となり、高校野球、大学野球の指導者になることが可能となっている。

 そして阪神2位の井川 慶水戸商)も公立校出身の投手では大成功に入るだろう。2003年には20勝を挙げ、NPB通算93勝、1279奪三振をマークしている。

 1985年では公立校投手で3位以内に入った投手は11名いる。その中でも大きく活躍を見せたのは中山裕章(高知商)だろう。85年夏の甲子園に出場し、準々決勝で桑田 真澄、清原和博のKKコンビがいるPL学園と熱い勝負を演じている。

 プロでは通算423試合登板で、51勝62セーブ、防御率3.83と成功した部類に入るだろう。

 小園はこういった偉大な投手たちに並ぶ可能性を持った好投手であることは間違いないだろう。145キロ前後の快速球に加え、カットボール、2種類のツーシームを操り、高校生離れした投球術を見せる。この1年、活躍を果たし、ドラフト1位候補と騒がれる存在になることを期待したい。

(記事=河嶋 宗一



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