北海道ナンバーワン左腕など21年度南北海道期待の8人の逸材
木村大成(北海)
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昨秋の全道大会で優勝を果たし、10年ぶりの選抜出場を果たした北海。北海を中心に南北海道は札幌地区に実力校が集結する。今年の南北海道の注目選手はどんな選手がいるのか。
木村大成(北海)
宮下朝陽(北海)
川村亮太(知内)
前川佳央(札幌日大)
小沼快登(北海道栄)
中本 憲太(函館大有斗)
石橋 利久(駒大苫小牧)
村山 太一(札幌光星)
注目選手では、北海の木村大成、宮下朝陽の投打の柱が最注目。木村は北広島中出身で、当時は軟式でプレーをしていた。1年生から経験を積み、2年秋に最速145キロに到達。鋭いスライダーのコンビネーションを武器に30.2回を投げて41奪三振、無失点と圧倒的なピッチングで10年ぶりの全道大会優勝と選抜出場をつかんだ。ドラフト候補としても期待がかかる木村はこの選抜でスカウトから熱視線を受ける逸材だ。
木村と同じく、1年生から試合に出場した宮下は期待の大型遊撃手。地区予選の立命館慶祥戦では2本塁打、全道大会では打率.474をマークし、道内トップレベルのパフォーマンスを発揮した。
ベスト4入りした知内の主将・川村亮太は支部予選から長打を重ね、中標津戦では2本塁打6打点の大活躍。4番主将としてチームをけん引。177センチ83キロと恵まれた体格は大きな可能性を感じさせる。ちなみに川村の兄・友斗(北海出身)は仙台大の主軸を務め、ドラフト候補として注目されている。
札幌日大の184センチの大型右腕・前川佳央は1年生から経験を重ね、昨秋の支部予選では東海大北海道に1失点完投、全道大会ではクラーク記念国際相手に2失点、8奪三振、完投勝利を挙げている。
エースで主将を務める北海道栄の小沼快登は昨秋の地区予選で3試合で18奪三振を記録した実戦派右腕。全道大会では初戦で敗れたものの、6回~8回にかけて5奪三振と力投を見せた。
全道大会で打率.667を記録した左の強打者・中本 憲太(函館大有斗)はベスト8入りに大きく貢献。特に遠軽戦では5打数4安打の大当たりを見せた。
今年の駒大苫小牧は突出とした能力を持った選手はいないが、その中でも全道大会でも安定した左腕・石橋 利久(駒大苫小牧)は12回を投げて、3失点と結果を残した。近年、上位進出も多く、昨秋は44年ぶりのベスト8進出を果たした。
札幌光星をけん引するのがエースの村山太一。130キロを超える直球と切れのある変化球を武器に全道大会・北海道栄戦で完封。計2試合で14回を投げ、自責点2、防御率1.29と安定した投球を見せている。
(記事=河嶋 宗一)
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