最高成績は準優勝!習志野、明石商など選抜過去5年の公立出場校
飯塚脩人
29日に発表された第93回選抜高等学校野球大会。北は北海、南は具志川商と計32校のところに吉報が届き、各校の歓喜の瞬間が報じられた。大会は3月19日より開幕し、13日間かけて甲子園で熱戦が繰り広げられることとなっている。
そんな戦いに挑む32校を私立と公立で見ていくと、私立23校で公立9校という内訳となった。私立が多くを占めることとなっているが、過去5年を見ても私立が多いことが見えてきた。
<過去5年の推移>
◆2017年
私立:24校
公立:8校
※最高成績:2回戦敗退(市立呉、静岡)
◆2018年
私立:27校
公立:9校
※最高成績:2回戦敗退(乙訓、彦根東、静岡)
◆2019年
私立:23校
公立:9校
※最高成績:準優勝(習志野)
◆2020年
私立:25校
公立:7校
※戦績:3勝4敗
◆2021年
私立:23校
公立:9校
過去5年間で公立校が選抜に選出されたのは9校が最高。2桁10校が過去5年間では大きな壁となっている。そして最高成績も一緒に見ていくと、2019年の選抜に習志野が達成した準優勝が最高成績になる。
ちなみ公立校で優勝旗を掴んだのは2009年の清峰が最後になっている。その時の栄冠を部長兼コーチとして知っている清水央彦氏は、同じ長崎の公立校・大崎の監督として、そして九州王者として選抜に戻ってくる。監督としてどんな采配を振るうのか手腕に注目が集まる。
また世代No.1右腕と呼び声高い小園健太を擁する市立和歌山や、投打ともに実力者がいる県立岐阜商も公立校。私学勢を倒していき、12年ぶりの頂点に立てるのか。9校の躍進に期待したい。
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