1月29日、第93回選抜高校野球の出場32校が発表された。各地区における秋季大会の覇者は順当に選出されており、大番狂わせはなかった。

 そのなかで関東地区は、東海大菅生(東京)、東海大甲府(山梨)、東海大相模(神奈川)と東海大系列が3校同時に選出された。

 過去の大会を振り返ると、春の甲子園において東海大系列で優勝を勝ち取ったことがあるのは、東海大相模(2000年・2011年)の2回だけ。準優勝も東海大相模(1975年・1992年)と東海大四高(2005年)の2校しかない。今大会で東海大系列として3度目の優勝は達成されるのか注目が集まる。

 さて、今回出場する東海大菅生東海大甲府東海大相模の3校のOBにはNPBプレーヤーも多くいる。

 秋季東京大会の覇者である東海大菅生のOBは、巨人の高橋 優貴、オリックスの勝俣 翔貴、そして昨年、巨人育成指名を受けた戸田 懐生(中退)の3人。東海大甲府も中日の高橋 周平、日本ハムの渡邉 諒、ロッテの高部 瑛斗と同じく3人がプレーしている。

 この6人のなかで春の甲子園に出場経験があるのは勝俣(2015年)だけ。その大会では初戦で大阪桐蔭と対戦。勝俣が先発するも4回途中6失点とノックアウトされ、チームも敗れている。

 戸田、渡辺、高部の3人は夏の甲子園に出場したものの、春の甲子園には出場できなかった。高橋は春夏を通じて甲子園出場はない。

 そして、東海大相模大田 泰示(日本ハム)、菅野 智之(巨人)、田中 広輔(広島)、小笠原 慎之介(中日)、吉田 凌(オリックス)、渡辺 勝(中日)、大城 卓三(巨人)、菅野 剛士(ロッテ)、田中 俊太(DeNA)、遠藤 成(阪神)に加え2020年ドラフト会議で山村 崇嘉(西武)と西川 僚祐(ロッテ)のふたりが指名された。現時点で2021年シーズンは12名の大所帯となる。

 そのうち2011年の優勝を経験しているのが田中俊、菅野剛、渡辺の3人。全員が3年生として一桁の背番号を背負っていた。この3人は、一学年上の一二三 慎太(元阪神)や大城を擁して準優勝となった前年夏の甲子園でも、2年生ながら全員がベンチ入りを果たしている。

 2015年夏の甲子園優勝投手である小笠原と吉田は、春の甲子園には一度も出場がなかった。

 これだけ多くのNPBプレーヤーを送り出している東海大系列の3校は、今大会で紫紺の大優勝旗を手にすることができるのだろうか。系列として6年ぶりの優勝へ期待がかかる。

(取材:勝田 聡)

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