2012年の千葉を沸かせた相内誠(千葉国際出身)と鈴木稜也(拓大紅陵出身)が現役引退
高校時代の相内誠(千葉国際出身)と鈴木稜也(拓大紅陵出身)
2012年の千葉県は木更津総合が夏の大会で優勝を果たした年だった。この時、高校生だった選手たちは今年27歳を迎える。2020年は2人の好投手が現役引退を表明した。
まずは相内誠(千葉国際出身)だ。2年夏の松戸馬橋戦で9者連続三振を奪う快投、2年秋も東海大市原望洋相手に好投を見せて注目を集める。
そして3年春にもベスト8入りを果たした。2012年のドラフトで埼玉西武から2位指名を受けたが、プロ8年間で21試合を投げて0勝7敗と未勝利に終わった。高校時代の印象として、キレの良い速球、スライダーをコントロールも良く投げ分け、センスの良い投手だった。残念な形となったが、次のステージでも健闘を期待したい。
その相内と春季大会準々決勝で投げあったのが拓大紅陵・鈴木稜也だ。186センチの大型サイドで、130キロ中盤の速球とスライダーを丁寧に投げ分ける投手だった。この試合は拓大紅陵が1対0で勝利し、鈴木は完封勝利を収めている。上武大進学後、1年春の大学選手権で完封勝利を挙げ、初優勝の一員となった。卒業後は新日鉄住金鹿島で4年間プレーし、昨年限りで勇退を表明した。
2012年の熱戦から今年で9年が経つ。月日の流れは非常に早い。
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