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世界の川相と亀井、西本聖…巨人の下位指名でベストナインを組んでも豪華すぎた…!

2021.01.24

世界の川相と亀井、西本聖…巨人の下位指名でベストナインを組んでも豪華すぎた…! | 高校野球ドットコム
2004年4巡目指名で入団した亀井 善行

 1月に入ってから巨人は桑田 真澄氏の投手チーフコーチ補佐就任を発表した。桑田氏はPL学園高からドラフト1位で指名され巨人へと入団。後にMLBパイレーツへ移籍し2007年に現役を引退した。現役を引退してから初めてNPBの指導者になることもあり、大きな注目を浴びている。

 さて、この桑田氏をはじめ、巨人のエース格はドラフト1位の選手が多い。また野手陣でも、現在主力となっている坂本 勇人岡本 和真がドラフト1位での入団だった。

 しかし歴史をたどってみると、ドラフト外を含めた下位指名から這い上がってきた投手ももちろんいる。そこで巨人のドラフト下位指名選手によるベストナインを組んでみた。

 ※ここでは下位指名を4位以下としている。また、外野は右翼・左翼・中堅でわけていない。

 投手は巨人だけでなく中日、オリックスでも活躍し、通算165勝をあげた西本 聖(松山商業高/1974年外)を選出した。かつては小林 繁(神戸大丸/1971年6位)、新浦 壽夫(静岡商業高/1968年外)、鹿取 義隆(明治大/1978年外)。近年では山口 鉄也(米独立/2005年育1位)や戸郷 翔征(聖心ウルスラ学園高/2018年6位)なども下位指名から主力となっている。

 捕手は村田 真一滝川高/1981年5位)を選んだ。入団から6年で通算17試合の出場にとどまっていたが、その後は出番を増やしレギュラー格にとして通算1134試合に出場している。村田のドラフト同期には、槙原 寛己大府高/1位)、吉村 禎章PL学園高/3位)がおり、高卒の3人がのちの主力となっている。

 内野は一塁に山本 功児(本田技研鈴鹿/1975年5位)、二塁は緒方 耕一熊本工高/1986年6位)、三塁が川相 昌弘岡山南高/1982年4位)、そして遊撃に河埜 和正八幡浜工高/1969年6位)を選出した。

 二塁で選出した緒方は外野の印象が強いかもしれないが、二塁でも通算227試合に出場している。初めて盗塁王を獲得した1990年は主に二塁手としての出場だった。遊撃は河埜と川相で甲乙つけがたかったが、三塁での起用も多かった川相を三塁に回すことで両者を選出している。

 外野手は松本 匡史(早稲田大/1976年5位)、鈴木 尚広相馬高/1996年4位)、亀井 善行(中央大/2004年4巡)の3人。「青い稲妻」の愛称で親しまれた松本と、主に代走の切り札として活躍した鈴木と足に自身のある選手が目立った。その他では松本 哲也(専修大/2006年育3位)も新人王を受賞している。

 ドラフト1位から主力となった選手が多い中、ドラフト下位からも多くの選手が主力級に育っていることがわかる。

<ドラフト下位指名だけによるベストナイン>
※ドラフト4位以下

投手:西本 聖(松山商業高/1974年外)
捕手:村田 真一滝川高/1981年5位)
一塁:山本 功児(本田技研鈴鹿/1975年5位)
二塁:緒方 耕一熊本工高/1986年6位)
三塁:川相 昌弘岡山南高/1982年4位)
遊撃:河埜 和正八幡浜工高/1969年6位)
外野:松本 匡史(早稲田大/1976年5位)
外野:鈴木 尚広相馬高/1996年4位)
外野:亀井 善行(中央大/2004年4巡)

(記事:勝田 聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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