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ドラ1左腕、早期で引退、独立リーグからプロ入りなど紆余曲折が多い2016年の千葉の好投手たちの現在地

2021.01.22

ドラ1左腕、早期で引退、独立リーグからプロ入りなど紆余曲折が多い2016年の千葉の好投手たちの現在地 | 高校野球ドットコム
左から小沼健太(東総工出身)、早川隆久(木更津総合出身)、伊藤翔(横芝敬愛出身)

 2016年。つまり98年生まれの世代は投手大豊作といわれる世代だが、これは千葉県も同様だ。面白いのは引退している投手や独立リーグから這い上がってプロ入りしている投手もいる。

【NPB】
早川隆久木更津総合-早稲田大)2020年東北楽天1位
9891横芝敬愛-徳島インディゴソックス)2017年埼玉西武3位
小沼健太東総工-BC埼玉武蔵-BC新潟)2020年千葉ロッテ育成2位

【社会人】
日暮 寛太東京学館船橋-北海道ガス)

【引退】
島孝明東海大市原望洋-千葉ロッテ)
川口廉千葉黎明-JFE東日本)
浅野辰樹中央学院-立正大)

 早川と同じ横芝中で、エースだった川口は千葉黎明に進んで二度の関東大会出場。140キロ前後の速球を投げるまでに成長したが、JFE東日本で思うような活躍ができず現役引退を決めている。

 また野球ファンの驚きは島野引退だろう。150キロを超える剛速球で、関東大会出場。さらに日本代表にも選ばれ、ドラフト3位。残念ながら高卒3年を終えて引退してしまうのは、当時は想像できなかった。

 県内ではトップレベルの好投手として目されていた伊藤は高卒1年で、シーズンMVP、チャンピオンシップMVP、独立リーグ日本一に貢献し、グラウンドチャンピオンシップでもMVP入りし、、まさに独立リーグ球界に現れたシンデレラボーイとなり、埼玉西武から3位指名。小沼は独立リーグで下積みを続けNPB入を叶えた。対象的な人生を送っているのはとても興味深い。

 また尾身健太朗成田-国際武道大)は主力投手として活躍するなど、卒業後の活躍にも期待がかかる。

 改めてこの世代の千葉はいろいろな舞台に分かれて活躍をしていてとても興味深い。どの分野でも活躍することを期待したい。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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