年男を迎えた森下暢仁(大分商出身)ら32名のセ・リーグ選手たち
年男を迎えた森下暢仁(大分商出身)
2021年も幕を開けて2週間以上が経過した。1月29日の選抜発表はもちろん、2月からのキャンプが刻一刻と迫ってきている。緊急事態宣言に伴って宮崎県では無観客でキャンプが始まるが、球春はすぐそこまで迫ってきた。そこで今回は2021年に年男を迎えた1997年、もしくは1985年生まれの選手たちを見ていきたい。
セ・リーグ6球団を見ていくと、32人の選手が年男を迎えているのがわかった。なかでも注目は大卒2年目となる森下暢仁(大分商出身)だろう。ルーキーイヤーは完封勝利を含む10勝3敗で防御率1.91という成績で、見事セ・リーグの新人王に輝いた。広島の上位進出に向けて2年目の活躍も期待が寄せられるところだ。
また今年3年目を迎える高橋優貴(東海大菅生出身)や小笠原慎之介(東海大相模出身)坂本 裕哉(福岡大大濠出身)。さらに高橋 奎二(龍谷大平安出身)など左投手が多く並ぶのも特徴的だが、チームを担う若手として今シーズンはどこまで勝利に貢献できるのか。
野手の方を見てみると、松山 竜平(鹿児島中央出身)と大島 洋平(享栄出身)の2人が昨シーズンは最も成績を残しているのではないだろうか。他には高校日本代表、大学日本代表を共に経験している宇草 孔基(常総学院出身)や郡司 裕也(仙台育英出身)が2年目を迎え、即戦力として活躍が期待される。
そして2021年から伊藤 優輔(都立小山台出身)など3名の年男がプロ野球の世界に飛び込んでくる。3人とも社会人もしくは独立リーグからの入団となり、1年目からの活躍に期待がかかっている。彼ら3人を含めた年男たちの活躍に注目していきたい。
<2021年年男の一覧と昨シーズンの成績>
【巨人】
・八百板 卓丸(聖光学院出身)
1軍出場無し
・高橋 優貴(東海大菅生出身)
8試合登板 1勝3敗2ホールド
防御率4.30
<ルーキー>
・伊藤 優輔(都立小山台出身)
【横浜DeNA】
・蝦名 達夫(青森商出身)
17試合出場 1本塁打1打点
打率.143 OPS.583
・坂本 裕哉(福岡大大濠出身)
10試合登板 4勝1敗
防御率5.67
【阪神】
・望月 惇志(横浜創学館出身)
16試合登板 0勝0敗2ホールド
防御率5.21
・桑原 謙太朗(津田学園出身)
12試合登板 0勝0敗
防御率3.48
・小川 一平(横須賀工出身)
21試合登板 0勝0敗
防御率4.71
・奥山 皓太(甲府西出身)
1軍出場無し
<ルーキー>
・石井 大智(秋田高専出身)
【広島】
・森下 暢仁(大分商出身)
18試合登板 10勝3敗
防御率1.91
・塹江 敦哉(高松北出身)
52試合登板 3勝4敗19ホールド
防御率4.17
・高橋 樹也(花巻東出身)
18試合登板 0勝0敗
防御率8.20
・小窪 哲也(PL学園出身)
3試合出場 0本塁打0打点
打率.333 OPS.667
・白濱 裕太(広島広陵出身)
2試合出場 0本塁打0打点
打率.000 OPS.000
・宇草 孔基(常総学院出身)
13試合出場 0本塁打3打点
打率.256 OPS.645
・松山 竜平(鹿児島中央出身)
108試合出場 9本塁打67打点
打率.277 OPS.722
【中日】
・小笠原 慎之介(東海大相模出身)
4試合登板 1勝3敗
防御率7.11
・谷元 圭介(稲生出身)
36試合登板 1勝3敗13ホールド
防御率3.60
・勝野 昌慶(土岐商出身)
13試合登板 4勝5敗
防御率3.88
・鈴木 博志(磐田東出身)
6試合登板 0勝0敗
防御率12.91
・松田 亘哲(江南出身)
1軍登板なし
・大島 洋平(享栄出身)
118試合出場 1本塁打30打点
打率.316 OPS.763
・郡司 裕也(仙台育英出身)
30試合出場 0本塁打4打点
打率.156 OPS.470
<ルーキー>
・三好 大倫(三本松出身)
【東京ヤクルト】
・吉田 大喜(大冠出身)
14試合登板 2勝7敗
防御率5.21
・杉山 晃基(盛岡大附出身)
1軍登板無し
・大西 広樹(大阪商大高出身)
5試合登板 0勝1敗
防御率5.00
・高橋 奎二(龍谷大平安出身)
10試合登板 1勝3敗
防御率3.94
・廣岡 大志(智弁学園出身)
87試合出場 8本塁打15打点
打率.215 OPS.748
・渡邉 大樹(専大松戸出身)
33試合出場 0本塁打0打点
打率.273 OPS.606
・太田 賢吾(川越工出身)
4試合出場 0本塁打0打点
打率.000 OPS.000