2020年は千葉翔太(花巻東出身)、 浅井洸耶(敦賀気比出身)を筆頭に有名甲子園球児の多数が現役引退
左から小野耀平、千葉翔太、浅井洸耶
コロナ禍があった2020年。今年は甲子園で活躍した球児たちが20代中盤にして引退を表明をしている。そんな球児たちを紹介したい。まず甲子園球児編だ。
【2010年世代】
大城建二(東海大相模-東海大-トヨタ自動車)…兄・昌士(元西部ガス)、双子の兄弟・卓三(巨人)とともに活躍を見せた左の好打者。東海大相模時代は卓三とともに夏の甲子園準優勝。そして大学選手権優勝。そしてトヨタ自動車でも主力打者を務めるなど、中心選手として活躍を見せた。
【2012年世代】
小野耀平(智辯学園-明治大中退-甲賀医療専門学校、NOMOベースボールクラブ-日本製鉄東海REX)…高校時代、青山大紀(元オリックス)とともに活躍を見せた二刀流。高校卒業後、多くの所属チームでプレーし、26歳で現役を終えた。
【2013年世代】
千葉翔太(花巻東-日本大-九州三菱自動車)…2013年夏は2番センターとして4強入りに貢献。豪腕・安楽智大(済美)から3安打打ち、その打撃技術は本物だと証明した。
下石涼太(広島広陵-東海大-トヨタ自動車)…投打ともに優れた二刀流として2013年選抜に出場。東海大では1年春に大学選手権優勝を経験した。
宮沢義也(上田西-かずさマジック)…父がガーナ人の大型外野手。2013年夏の甲子園では身体能力の高さを生かしたパフォーマンスが光った。かずさマジック入社後は、順調に攻守の力量を伸ばし、2018年にはU-23代表に選出された。
【2014年世代】
浅井洸耶(敦賀気比-青山学院大-東芝)…2年春、3年夏に甲子園ベスト4。高校通算32本塁打を放った大型遊撃手としてプロから注目を浴びた。
吉田 叡生(佐野日大-中央大-Honda)…田嶋大樹(オリックス)とともに選抜ベスト4。中央大、Hondaでは中心選手として活躍。今年度も都市対抗二次予選で2本塁打。都市対抗では13打数6安打、打率.462、3打点、出塁率.708と抜群の成績を残し、11年ぶりの優勝に貢献。惜しまれながら引退を決めた。
(記事=河嶋 宗一)