【ヤクルト】支配下指名選手に甲子園ボーイは何名?
3季連続で甲子園の土を踏んだ内山壮真(星稜)
12月に入り10月のドラフト会議で指名した選手たちの入団会見が続々と行われている。
ヤクルトも12月1日に新入団選手発表会が行われ、ドラフト2位の山野太一(東北福祉大)は「目標は新人王。日本を代表するピッチャーになりたい」と意気込んだ。
その山野は山口県の高川学園高出身。3年夏にはエースとして甲子園に出場し、初戦で来年からチームメートとなる寺島成輝(履正社高)と投げあっている。8回5失点で敗戦投手となったものの、2回に5安打を浴び4点を失った以外はしっかりと締めた。
さて、その他の指名選手たちの高校時代はどうだったのだろうか。山野の他に甲子園に出場しているのは、内山壮真(星稜高/3位)、元山 飛優(佐久長聖高→東北福祉大/4位)、嘉手 苅浩太(日本航空石川高/6位)の3人となる。
内山は1年夏から3季連続で甲子園に出場。最高学年となった今年は甲子園が春夏ともに中止となってしまったが、交流試合に出場している。なかでも来年からチームメートとなる奥川恭伸をエースとして望んだ昨年夏の大会では、2年生ながら背番号「6」を背負い全6試合に「4番・遊撃」として出場。打率.385(26打数10安打)、2本塁打と結果を残している。
元山は1年夏、3年夏と2度甲子園に出場した。1年夏は初戦の聖光学院高戦に「1番・三塁」で先発出場したが、4打数ノーヒットに終わりチームも敗れた。3年夏は鳴門高戦に「3番・遊撃」で出場し、4打数2安打1打点の成績を残すも敗退している。相手投手は河野竜生(現日本ハム)だった。
嘉手苅は甲子園本大会への出場はないものの、今年行われた交流試合に出所湯している。鶴岡東高相手に先発し5回4失点(自責1)の内容と苦しんだ。
1位の木澤尚文(慶応高→慶応大)と5位の並木秀尊(川口高→獨協大)は、甲子園出場経験はない。
ヤクルトの新入団選手で、高校時代に甲子園(交流試合含む)という大舞台を経験したのは6人中4人だった。プロの世界でも大舞台に立つ選手へと成長することができるだろうか。
<ヤクルトの2020年ドラフト会議指名選手>
※支配下のみ
1位:木澤 尚文(慶応高→慶応大)
2位:山野 太一(高川学園高→東北福祉大)
3位:内山 壮真(星稜高)
4位:元山 飛優(佐久長聖高→東北福祉大)
5位:並木 秀尊(川口高→獨協大)
6位:嘉手苅 浩太(日本航空石川高)
(記事:勝田聡)