全1年生に肩ひじ検診を実施 岡山県高野連
11月28、29日の土日を最後に2020年シーズンの対外試合が終了となり、12月からはアウトオブシーズンに突入した。3月の解禁日までそれぞれが鍛錬を積む日々を過ごすが、岡山県高等学校野球連盟では28、29日に1年生を対象に肩ひじ検診を実施した。
この取り組みは2019年より始まったもので、今年は2回目の開催。前回は投手のみに絞って開催したが、今回は全部員を対象に肩と肘の状態を検査した。28日には北部、東部地区のチーム、29日は西部地区のチームが受診。エコーや可動域などの状態を確認した。
これに参加した岡山学芸館の宇地原丈智は意識の変化があったとのことだ。
「初めて受けましたが、簡単に肩と肘を確認できました。日ごろからストレッチをしていますが、いつケガするかわからないので、しっかりやろうと思いました」
チーム内でも怪我をしないように再び意識をするなど、意識に変化が生まれたとのこと。佐藤監督も「なかなか気づけないところもありますので、ありがたいですね」と取り組みに感謝の言葉を残している。
球数制限を導入したことをきっかけに、投手の肩、肘を守る動きが徐々に広がってきた。選手たちの選手寿命を少しでも伸ばすという意味でも、こういった活動が広がっていってもいいのではないだろうか。