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明石商・中森俊介、東海大相模・西川僚祐など将来性抜群!千葉ロッテの高卒選手たち【ドラフト総括】

2020.11.17

 10月26日、2020年プロ野球ドラフト会議が行われ、総勢123人(支配下74人、育成49人)が指名を受けた。高卒選手に限ると、プロ志望届を提出した216人のうち、52人(支配下30人、育成22人)という結果だった。そこで今回は、各球団からドラフト指名を受けた高卒選手にスポットを当て、ドラフトを総括したい。第5回では千葉ロッテマリーンズを見ていこう。

有望な高校生を獲得し、世代交代の準備が進む

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中森俊介(明石商)

 支配下5人、育成4人の合計9人を指名した千葉ロッテ。うち高卒は4人(支配下2人、育成2位)と、半分近くを占める。

 2位で指名した中森俊介明石商)は、高校野球ファンにはもはやお馴染みの名前だろう。1年夏から3季連続で甲子園に出場し、2年春・夏には連続で全国4強に進出。3年春のセンバツも手中にしていた最速151キロ右腕だ。高校時代はゲームメイク能力に長けた投手として知られたが、まだまだ伸びしろも充分。将来のエース候補として期待される。

 5位の西川僚祐は、佐倉シニア時代からその名が知られた長距離砲で、ジャイアンツカップ決勝で東京ドームの右翼席に叩き込んだ一撃は語り草だ。名門・東海大相模でも1年時から4番に座り、3年間で通算55発をマーク。甲子園交流試合では低めの変化球を右方向へ安打にするなど、状況に応じた柔軟な打撃も見せる。

 育成1位の谷川唯人立正大淞南)は遠投123mを誇る強肩捕手。2年夏までは遊撃や投手などでも出場し、秋からは正捕手で主将を務めた。育成3位の山本大斗開星)は、高校通算21発、遠投110mを誇る強肩強打の大型外野手。3年夏の島根大会では育成1位の谷川擁する立正大淞南と準決勝で対戦し、6対7で敗れた。

 投手では二木康太岩下大輝種市篤暉、野手では藤原恭大安田尚憲ら高卒選手の台頭が著しい千葉ロッテだが、今ドラフトでも将来性豊かな高卒選手の獲得に成功した。ファームでじっくりと力をつけた彼らが一軍に上がってくる頃には、世代交代を果たしてさらに強くなった千葉ロッテが見られることを期待したい。

【高卒指名選手一覧】
2位 中森俊介明石商) 投手
5位 西川僚祐東海大相模) 外野手
育成1位 谷川唯人立正大淞南) 捕手
育成3位 山本大斗開星) 外野手

(記事=林 龍也

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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