早くも「打倒巨人」の心意気!広島東洋カープ5位・行木 俊(横芝敬愛-徳島インディゴソックス・投手)が仮契約
「早く赤いユニフォームを着て頑張りたい」
仮契約を終えボールを指し示す広島東洋カープ5巡目指名・行木 俊投手(写真提供:徳島インディゴソックス)
さる10月26日(月)に行われた「2020年プロ野球ドラフト会議suppportedリポビタンD」で広島東洋カープから5巡目指名巡目を受けた四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの行木 俊 (なみき・しゅん/2001年1月8日生まれ・184センチ76キロ・右投右打・横芝敬愛<千葉>卒2年目)投手が、11月21日(土)・徳島県徳島市の阿波観光ホテルにおいて同球団との仮契約交渉に臨み、契約金2000万円・年俸550万円(金額はいずれも推定)での仮契約を結んだ。
仮契約後、広島東洋カープの白武 佳久スカウト部長(中四国地区担当)、父・久勝さん、母・照代さんと共に記者会見に出席した行木投手は代表質問に対しても終始笑顔。代表質問では「率直に嬉しいし、早く赤いユニフォームを着て頑張りたい」と第一声を語った後、理想とすべき投手像を問われると3歳先輩・今季、大卒ルーキーにして10勝3敗・防御率1.91と素晴らしい成績を残した森下 暢仁(大分商<大分>~明治大)を目標に上げつつ「大事な試合を任される、勝てるピッチャーを目指していきたい」と力強く抱負を述べた。
対戦したい相手としても坂本 勇人(光星学院<現:八戸学院光星>(青森)出身)、岡本 和真(智辯学園<奈良>出身)といったセ・リーグ覇者・読売ジャイアンツの中心打者の名を上げ「真っ向勝負で行きたい」と話すなど早くも「打倒巨人」の心意気を示している。
横芝敬愛時代は最速138キロも最終学年では故障に苦しみ、徳島インディゴソックス入団初年度は四国アイランドリーグplus公式戦登板なし。今年も練習生契約からはじまったものの身体の動かし方を含めたトレーニングが功を奏して9月に最速153キロと急成長し、リーグ戦通算10試合登板で3勝2敗・42回3分の1を投げ被安打32・奪三振21・10四死球・防御率1.28で2年連続リーグ優勝の原動力となった行木。
今後は白武スカウト部長が要望する「細かいコントロールを付けての」先発完投型右腕を目指し、まずは12月15日(火)の新入団選手発表会を経て「スタンドの熱い声援に応える」土台を作る若鯉1年目へ挑んでいく。
(記事:寺下 友徳)