初の甲子園なるか?21世紀枠推薦校に選ばれた東京学館(千葉)の投打の要を紹介!
戦国千葉の異名で高校野球ファンの間では知られている激戦区・千葉県。その千葉県から来春の選抜の21世紀枠の推薦校として、東京学館を選んだことを千葉県高等学校野球連盟が11日に発表した。
今秋、初めて関東大会に出場を果たした東京学館は、初戦の國學院栃木に敗れたものの、県大会では並み居る実力校たちを破ってきている。2回戦では志学館、3回戦で千葉経済大付を破りベスト8進出。準々決勝で打ち合いを制して成田を倒して関東大会出場に王手をかけた。
準決勝・専大松戸戦では6対3という結果で関東大会の切符をつかみ取ると、決勝戦でも木更津総合と8回まで4対4の熱戦を演じており、今年の千葉を代表する実力校であることは間違いない。
そんな東京学館の躍進を支えたのがショートを守る粟飯原 龍之介。千葉県大会では3本のホームランを放ち、存在感を見せた粟飯原。成田シニア時代は9番打者だったが、体重増加によってバッティングが向上。高校通算17本のホームランを記録する打者まで成長した大型ショートだ。
そしてピッチングでチームを支えたのはエース・根本匠。最速137キロのストレートを軸に、スライダーとツーシームの2つを織り交ぜて打者を翻弄。県大会6試合すべてに登板して防御率3.65の成績でチームの準優勝に貢献した。
他にも県大会に全試合出場して打率.429と絶好調だった岡田雅親主将をはじめ、実力を持った選手が揃う東京学館。まずは12月11日に発表される9地区の推薦校に残れるか。
(記事=田中 裕毅)