高校時代の宮國椋丞

 巨人・宮國 椋丞糸満出身)の戦力外が明らかとなった。

 高校時代から島袋 洋奨興南)に並ぶ怪腕として注目され、雑誌でも大きく取り上げられるなど、甲子園未出場ながら注目度は抜群。2010年のドラフトで巨人からドラフト2位指名を受け、入団が決まった。

 入団1年目で宮國が見せた投球内容は別格だった。

 BC新潟との交流戦で登板した宮國は常時140キロ中盤の速球と切れのあるスライダーで翻弄。球速以上に目がついたのは、洗練された投球フォームだ。柔らかい腕の振り、なめらかな体重移動。投手として惹かれるものが溢れていた。

 そういった素質の高さが見込まれ、高卒2年目は17試合に登板し、6勝2敗、97回、防御率1.86と好成績を残し、高卒3年目の2013年は開幕投手を務め、6勝をあげたが、防御率4.93と悪化。その後は中継ぎとして活躍し、2015年には39試合に登板。2020年は21試合に登板したが、防御率5.33と悪化してしまった。通算205試合に登板し、21勝21敗19ホールド。ドラフト2位の投手としては健闘を見せているだろう。

 ただ宮國の投手としての素質は常時150キロ台の速球、切れのある変化球で翻弄するような豪腕投手へ成長する可能性を持った逸材だけに、中継ぎ転向以降、技巧派にとどまったのは物足りなさを感じたのは否めない。

 それでも10年間生き残っただけでも一定の成果を残したといえる。これで2010年のドラフト指名選手は全選手が去ることとなった。現役続行が決まればもう一花咲かせることを期待したい。


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