都立校出身で初めてのタイトル獲得!石川柊太(都立総合工科出身)が2冠に輝く活躍!
石川 柊太(都立総合工科出身―ソフトバンク)
9日にパ・リーグのレギュラーシーズンの試合日程が全て終了し、順位が確定。福岡ソフトバンクホークスが優勝を決め、ギリギリで2位を決めた千葉ロッテとクライマックスシリーズを戦うことになった。
同時に個人タイトルの受賞者も決まり、優勝したソフトバンクから5名。しかも育成出身選手が4名で、その4人で6冠に輝いたことが大きく報じられた。その中の1人が石川 柊太(都立総合工科出身)だ。
石川は最多勝、最高勝率の2冠に輝く活躍ぶり。チームの優勝に大きく貢献したといっても良い。そんな石川は高校時代は、都立の都立総合工科出身。有馬信夫監督の指導を受けて高校時代は力を付けた。それでも最後の夏は準々決勝で敗れてベスト8止まり。甲子園には手が届かず、全国の舞台を一度も経験することなく高校野球を終えている。
その後、創価大で142キロ右腕まで成長して全国デビュー。育成で2013年のドラフトで指名を受けてプロの世界へ飛び込むと、2016年に支配下登録。そして今シーズンはタイトル獲得する投手まで成長した。この結果は多くの球児に、良い影響を与えるものになっているはずだ。
現在、秋吉 亮(都立足立新田出身)、鈴木 優(都立雪谷出身)、佐々木 千隼(都立日野出身)がプロの世界でプレー。そして今年のドラフトで伊藤 優輔(都立小山台出身)が指名を受けて来年からは都立校出身の選手は5名になる。1軍の舞台で活躍することで、これからも多くの球児たちに希望を与え続けて欲しい。
(記事=田中 裕毅)