通算5本塁打の山田健太(大阪桐蔭出身)と通算6本塁打の蛭間拓哉(浦和学院出身)は来年以降、東京六大学を盛り上げることができるか?
山田健太と蛭間拓哉
東京六大学の2年生の2人のスラッガーが面白いこととなっている。それが立教大の13633(大阪桐蔭出身)と早稲田大の蛭間拓哉(浦和学院出身)だろう。
山田は2018年春夏連覇の甲子園優勝に貢献。そして、高校通算21本塁打を放った強打のセカンドとして注目された。立教大では1年春からレギュラー。春から本塁打を放ち、4シーズン中、3シーズンで本塁打を放ち、この秋は打率.375、2本塁打、7打点と好成績をあげ、すでに40安打を記録している。
残り4シーズンで、1シーズン平均15安打ペースで100安打達成となるが、2018年の春夏連覇メンバーから大学に進んだ選手として最も活躍を見せているだろう。
蛭間は高校通算28本塁打を放つだけではなく、強肩を兼ね備えた外野手として2018年夏の甲子園ベスト8入りに貢献。そして高校日本代表入リを果たし、クリーンナップとして活躍した。
大学1年はわずか5安打に終わったが、大学2年春は5試合ながら、3本塁打9打点と二冠に輝き、そしてこの秋は早慶戦の2試合連続弾を含む3本塁打。また逆転優勝の立役者となり、一気に六大学のスターへ成長。通算20安打のうち、6二塁打、6本塁打と高い長打率を誇る。この秋はキャリアハイとなる打率.364をマークしており、成長の跡が見える。
この2人が2021年~2022年にかけて東京六大学を盛り上げることになるだろう。どれだけの打撃成績を積み重ねるか注目をしていきたい。
(記事=河嶋 宗一)