【秋季九州大会】大崎が11年ぶりの公立校V!そのほか2000年代の公立校の優勝は?
九州大会初優勝を果たした大崎 *写真は準決勝明豊戦より
6日、秋季九州大会では決勝戦が行われ、大崎が福岡大大濠を5対1で破り、見事初優勝を果たした。
長崎県立大崎高校は長崎県西海市(さいかい)にある離島・大島に校舎を構える、人口約5000人の島内唯一の高校である。大崎のように公立校で好成績を残したチームはどのくらいあっただろうか。秋季九州大会の2000年代の歴代優勝校と準優勝校を振り返っていく。
【2000年代の優勝校と準優勝校】
2020年 大崎(長崎) 福岡大大濠(福岡)
2019年 明豊(大分) 大分商(大分)
2018年 筑陽学園(福岡) 明豊(大分)
2017年 創成館(長崎) 富島(宮崎)
2016年 福岡大大濠(福岡) 東海大福岡(福岡)
2015年 秀岳館(熊本) 長崎海星(長崎)
2014年 九州学院(熊本) 糸満(沖縄)
2013年 沖縄尚学(沖縄) 美里工(沖縄)
2012年 沖縄尚学(沖縄) 濟々黌(熊本)
2011年 神村学園(鹿児島) 九州学院(熊本)
2010年 鹿児島実(鹿児島) 九州国際大附(福岡)
2009年 嘉手納(沖縄) 宮崎工(宮崎)
2008年 清峰(長崎) 神村学園(鹿児島)
2007年 明豊(大分) 沖縄尚学(沖縄)
2006年 熊本工(熊本) 大牟田(福岡)
2005年 清峰(長崎) 八重山商工(沖縄)
2004年 柳ヶ浦(大分) 沖縄尚学(沖縄)
2003年 福岡工大城東(福岡) 熊本工(熊本)
2002年 延岡学園(宮崎) 宜野座(沖縄)
2001年 九州学院(熊本) 樟南(宮崎)
2000年 東福岡(福岡) 神埼(佐賀)
公立校の優勝は2009年の嘉手納以来11年ぶりで、そのほかでは2000年代だと2008、2005年の清峰、2006年の熊本工の3校のみだ。また、同じく離島の高校の躍進は2005年、エース・大嶺 祐太(現ロッテ)を擁した沖縄県石垣島にある日本最南端の高校、八重山商工がに準優勝を果たし、翌年の選抜に初出場をしている。
また、2012年に準優勝を果たした熊本の公立・濟々黌は県内随一の進学校として有名だ。
今年の大崎はエース・坂本 安司を中心に守りは硬く、打線はどこからでも得点につなげられる勝負強さを誇った。ここまで3季連続で県大会を制しているが、甲子園出場はない。来春の選抜大会の出場を濃厚している大崎はどんな戦いを見せてくれるだろうか。注目だ。
◇11月6日の試合結果
■大会の詳細・応援メッセージ
第147回 九州地区高等学校野球大会