離島・大崎が初の九州大会4強!21世紀枠で出場した離島チームのこの秋の戦績は?
九州大会でベスト4入りした大崎
大崎(長崎)が九州大会ベスト4入りし、初の選抜出場へ一歩前進した。大崎は長崎県西海市(さいかい)の大島にある県立高である。清峰、佐世保実で指導していた清水央彦監督が就任し、着実に実力をつけてきた。2019年秋、2020年夏、2020年秋と3季連続で県大会優勝を果たした。
今回は21世紀枠として出場した離島チームのこの秋の戦績を紹介していきたい。
2016年出場 小豆島中央(香川)…県大会1回戦敗退
2014年出場 大島(鹿児島)…県大会2回戦敗退
2012年出場 洲本(兵庫)…県大会2回戦敗退
2011年出場 佐渡(新潟)…県大会2回戦敗退
2006年出場 八重山商工(沖縄)…県大会2回戦敗退 ※この秋は八重山商工・宮古工・宮古総合実の3校連合で出場
2002年出場 隠岐(島根)…一次予選2回戦敗退
この秋は苦しい成績となった。ただ鹿児島大島については、この夏はベスト16、昨秋、昨夏はベスト8、2017年春はベスト4と全国の離島勢の中でも健闘を見せている学校の1つ。2017年春は6度の雨天順延もあり、3月20日から大島を出発し、4月9日の準決勝まで滞在。離島チームならではの苦労があった。
長崎県は72の有人島があるように、離島が多く、かつて大崎も長く早期敗退が続いたチームである。他の長崎の離島チームを勇気づける躍進を見せていることは間違いない。
果たして準決勝の明豊戦でどんな戦いを見せるか。
(記事=河嶋 宗一)