高卒ドラ1投手が続々デビュー!オリックス・宮城大弥(興南出身)に続いてヤクルト・奥川恭伸(星稜出身)も!
奥川恭伸
奥川 恭伸(ヤクルト)が11月10日の広島戦([stadium]神宮球場[/stadium])で一軍デビューを果たすことになりそうだ。ドラフト1位で星稜高校からヤクルトへと入団してから1年。ついにその時がやってきた。
今シーズン、二軍では7試合に登板し19.2回を投げ防御率1.83。奪った三振は18個。与えた四球はわずか2つと高卒1年目らしからぬ投球を見せている。11月1日の日本ハム戦では5回無失点、被安打0、与四球1とほぼ完ぺきな内容で二軍の最終戦を締めくくった。
打席にも立っており、一軍昇格前のデモンストレーションとしてはこれ以上ないできだった。一軍の舞台でも同様の投球ができるか多くのファンが注目することだろう。
さて、奥川と同様に各球団の期待を背負っている同期の高卒ドラフト1位の投手たちは、ここまでどのような結果を残してきたのだろうか。
奥川以外に高卒でドラフト1位指名を受けた投手は宮城 大弥(興南高→オリックス)、西 純矢(創志学園高→阪神)、堀田 賢慎(青森山田高→巨人)、そして佐々木 朗希(大船渡高→ロッテ)の4人がいる。
このなかで宮城はすでに一軍デビューを果たした。ここまで2試合に先発し、勝ち星こそないものの11回を投げ防御率2.72と堂々の結果。二軍では6勝をマークしており最多勝も獲得した。来シーズンは一軍での起用機会が増えてきそうだ。
一方で西と佐々木、堀田は一軍での登板はない。
西は一軍での登板こそないものの、二軍では11試合に登板し、4勝をマークした。9月24日の広島戦以降は5試合連続で5回以上を投げており、来シーズンは本格的に先発として起用されることが予想される。
佐々木と堀田は二軍での登板もない。佐々木はフェニックスリーグでの登板を目指していると報道されているが、本格的なお披露目は来シーズン以降となる。堀田はトミー・ジョン手術を受けたこともあり、復帰は早くても来シーズン半ば以降となりそうだ。
現時点で一軍登板を果たしたのは宮城だけ。その宮城はしっかりと先発としての役割をこなし、来シーズン以降に期待をもたせる内容だった。はたして奥川は一軍でどのような投球を見せるのだろうか。二軍で見せたような圧巻の投球がどこまでできるのか注目が集まる。
<2019年ドラフト1位の高卒選手>
奥川 恭伸(星稜高→ヤクルト)
[一軍]出場なし
[二軍]7試合 1勝1敗 19.2回 奪三振18 与四球2 防御率1.83
宮城 大弥(興南高→オリックス)
[一軍]2試合 0勝1敗 11回 奪三振9 与四球3 防御率4.09
[二軍]13試合 6勝2敗 59.2回 奪三振49 与四球 23 防御率2.72
西 純矢(創志学園高→阪神)
[一軍]出場なし
[二軍]11試合 4勝3敗 45回 奪三振27 与四球27 防御率4.00
堀田 賢慎(青森山田高→巨人)
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし
佐々木 朗希(大船渡高→ロッテ)
[一軍]出場なし
[二軍]出場なし
数字は2020年11月2日終了時点
(記事:勝田 聡)