ドラ1・高橋宏斗、渡部健人などリトルシニア出身の2020年ドラフト会議指名選手
中日1位指名・高橋宏斗（中京大中京） 埼玉西武1位指名・渡部健人（桐蔭横浜大）
10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議で、12球団で支配下指名74名、育成49名の計123名が指名を受けた。そのうち中学時代にリトルシニアのチームに所属していたのは、32名と大きな割合を占めている。
リトルシニア出身の選手を見ていき、OBや繋がりを見ていきたい。
福岡ソフトバンク
2位 笹川吉康 外野手（横浜商）中本牧シニア
4位 川原田純平 内野手（青森山田）花巻シニア
育成8位 中村亮太 投手（東農大北海道オホーツク）千葉市シニア
巨人
7位 萩原哲 捕手（創価大）京都木津川シニア
育成4位 木下幹也 投手（横浜）世田谷西シニア
育成7位 戸田懐生 投手（徳島IS）愛知衣浦シニア
育成12位 加藤廉 内野手（東海大海洋学部）小笠浜岡シニア
埼玉西武
1位 渡部健人 内野手（桐蔭横浜大）中本牧シニア
3位 山村崇嘉 内野手（東海大相模）武蔵府中シニア
阪神
3位 佐藤蓮 投手（上武大）三島シニア
6位 中野拓夢 内野手（三菱自動車岡崎）山形シニア
7位 高寺望夢 内野手（上田西）上田シニア
東北楽天
3位 藤井聖 投手（ENEOS）瀬谷シニア
横浜DeNA
3位 松本隆之介 投手（横浜）戸塚シニア
6位 高田琢登 投手（静岡商）静岡蒲原シニア
育成1位 石川達也 投手（法政大）中本牧シニア
育成2位 加藤大 投手（横浜隼人）川崎中央シニア
北海道日本ハム
1位 伊藤大海 投手（苫小牧駒大）函館東シニア
2位 五十幡亮汰 外野手（中央大）東京神宮シニア
育成2位 斉藤伸治（東京情報大）千葉市シニア
広島
5位 行木俊 投手（徳島IS）九十九シニア
育成1位 二俣翔一 捕手（磐田東）小笠浜岡シニア
オリックス
2位 元謙太 外野手（中京）岐阜東濃シニア
4位 中川颯 投手（立教大）横浜泉シニア
6位 阿部翔太 投手（日本生命）大正シニア
育成2位 辻垣高良 投手（学法福島）神戸中央シニア
育成4位 釣寿生 捕手（京都国際）姫路西シニア
東京ヤクルト
1位 木沢尚文 投手（慶大）八千代中央シニア
2位 山野太一 投手（東北福祉大）高川学園シニア
育成2位 赤羽由紘 内野手（BC信濃）松本南シニア
今回のドラフトで、最も多くの選手を輩出したリトルシニアのチームは、神奈川の名門・中本牧シニア。ソフトバンク2位・笹川吉康、西武1位・渡部健人、DeNA育成1位・石川達也と3名が指名を受けた。
古くは森野将彦氏（元中日）や小池正晃氏（元DeNAなど）、小山良男氏（元中日）など、そして近年では乙坂智（DeNA）や板山祐太郎（阪神）、渡邊佳明（楽天）などこれまでに多くのプロ野球選手を輩出している。指名を受けた3名も、偉大なOBに続くことができるか注目だ。
そして千葉市シニアからは、ソフトバンク育成8位の中村亮太、日本ハム育成2位の斉藤伸治と二人が指名を受けた。千葉市シニアも石橋康太（中日）や藤平尚真（楽天）、郡司裕也（中日）といったプロ野球選手をこれまでに輩出している。
ちなみに中村と斉藤は、藤平と同い年。3人はいずれもパ・リーグでもあるため、同級生同士の対戦も実現するかもしれない。
またセリーグでは、八千代中央シニア出身のヤクルト1位・木澤尚文と広島の坂倉将吾もチームメイトだった。ここでも同級生対決の実現に注目したい。
その他、金久保優斗（ヤクルト）や重信慎之介（巨人）など4名のOBがプロ野球界で奮闘中の佐倉シニアからは、東海大相模の西川僚祐がロッテから5位指名。そして昨年の巨人のドラフト1位・堀田賢慎を輩出した花巻シニアからは、川原田純平がソフトバンクに4位指名を受け、これで2年連続のプロ輩出となった。
高校だけでなく中学からの繋がりを見ていくと、意外な関係性も見えてくる。プロ野球の楽しみ方の一つとして、注目してみてはいかがだろうか。
