【ドラフト】BCリーグからは石田駿(栃木)ら5人が育成指名を受ける、田澤は呼ばれず
石田駿(栃木) ルートインBCリーグ
10月26日に行われたNPBドラフト会議において、ルートインBCリーグから5人の選手が育成での指名を受けた。一方で注目されていた元メジャーリーガーの田澤 純一(埼玉)は育成指名を含めても、名前が読み上げられることはなかった。
1番に指名を受けたのは楽天の育成1位となった右腕の石田 駿(投手/栃木)。九州産業大から栃木に入団しわずか1年での悲願達成となった。球団を通じて、「早く支配下登録を勝ち取って一軍で活躍できるように頑張ります」と一軍での活躍を誓っている。
育成2位で指名を受けたのが、小沼 健太(投手/茨城→ロッテ育成2位)と赤羽 由紘(内野手/信濃→ヤクルト育成2位)の2人。小沼は東総工高から2017年に埼玉へ入団。昨シーズンから茨城でプレーしていた4年目の右腕。茨城からは球団創設2年目で初めてNPBのドラフト指名選手が誕生したことになる。千葉県出身ということもあり、「子供の頃からみんなロッテが好きでテレビでずっと見ていた」と喜びをにじませた。
赤羽は日本ウエルネス高信州筑北から信濃に入団した2年目の内野手。長野県で野球を続けてきたこともあり、「長野県でずっと野球を続けてきて、NPBに行くことが出来ました。県内の子供たちには、夢をあきらめず、頑張って欲しいです」と県内の子どもたちへ夢を諦めないこが大事だと語った。
信濃で赤羽のチームメートでもある松井 聖(捕手/信濃→ヤクルト育成3位)はNPBでも赤羽と同じくヤクルトからの指名となった。今シーズン、打率3割をマークした「支配下登録してもらい、両親をはじめ今迄お世話になった方々に恩返しできるよう、頑張ります」と周囲への恩返しを誓っている。
オリックスの育成6位では古長 拓(福島→オリックス育成6位)が指名を受けた。古長は1994年生まれで今年26歳となったオールドルーキー。BCリーグから指名を受けた選手の中では最年長となっている。
5人には1年目から育成から支配下登録されることに期待がかかる。
<2020年NPBドラフト会議で指名を受けたBCリーグの選手>
石田 駿(投手/栃木→楽天育成1位)
[2020年成績]32試合 防御率3.48 2勝0敗0S 投球回32 奪三振39v
小沼 健太(茨城→ロッテ育成2位)
[2020年成績]25試合 防御率5.34 0勝3敗2S 投球回30 1/3 奪三振22
赤羽 由紘(信濃→ヤクルト育成2位)
[2020年成績]58試合 打率.270 185打数50安打 本塁打8 打点43 盗塁4
松井 聖(信濃→ヤクルト育成3位)
[2020年成績]51試合 打率.301 143打数43安打 本塁打4 打点29 盗塁4
古長 拓(福島→オリックス育成6位)
[2020年成績]36試合 打率.155 58打数9安打 本塁打0 打点2 盗塁0
(記事:勝田 聡)