「浜風に負けないような強い打球を打ちたい」阪神1位指名の佐藤輝明(近畿大)が決意!
ガッツポーズをする佐藤輝明
26日に行われた2020年プロ野球ドラフト会議。関西学生リーグで歴代最多の14本塁打を放っている近大の佐藤 輝明は4球団強豪の末に阪神から1位指名を受けた。
今年のドラフト会議で野手の目玉として注目されていた佐藤。前日までにオリックス、ソフトバンク、巨人が1位指名を公言しており、競合は必至と見られていた。
午後4時45分頃に田中秀昌監督と会見場に到着。特に緊張した様子もなく、落ち着いた表情で指名の瞬間を待っていた。
最初の入札では大方の予想通り、オリックス、阪神、ソフトバンク、巨人が佐藤を指名。クジ引きの末に阪神の矢野燿大監督が当たりクジを引き当てた。
阪神が交渉権を獲得した後も平常心を貫き、「地元で身近な球団だったので、よかったと思います」とコメントした。
兵庫県西宮市出身の佐藤は小学生時代に阪神タイガースジュニアでプレーした経験を持つ。[stadium]甲子園球場[/stadium]でプロ野球観戦をしたこともあるそうで、今回の阪神入団は運命的なものだったのかもしてない。
「走攻守全てでスケールの大きい選手になりたいと思います。長打力が一番のアピールポイントだと思うので、そこをアピールできたらいいと思います」と話した佐藤。本職の三塁手には大山 悠輔とジェフリー・マルテがいるが、一塁手や外野手の経験もあり、使える幅は広い。左の長距離砲として、即戦力での活躍が期待されている。
阪神が本拠地とする[stadium]阪神甲子園球場[/stadium]は大学のリーグ戦でプレーしたことがある。浜風が吹き、左打者には不利な球場と言われているが、「浜風に負けないような強い打球を打ちたい」と気合十分。豪快な打撃でタイガースファンの心をわしづかみにしてくれることだろう。
(記事:馬場 遼)
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