徳島インディゴソックス・ドラフト候補躍動と粘りで2年連続6度目の四国アイランドリーグplus総合V!

2年連続6度目の四国アイランドリーグplus制覇を決め喜ぶ徳島インディゴソックスの選手たち
開幕が当初予定より3ヶ月近く遅れ、開幕年の2005年以来となるチャンピオンシップなし・ワンシーズン制採用。かつルートインBCリーグ王者との「日本独立リーググランドチャンピオンシップ」も中止。いわゆる「コロナ禍」により異例づくめのシーズンとなった四国アイランドリーグplusもいよいよ佳境。10月23日(金)には1位の徳島インディゴソックス(以下、徳島)が2位・高知ファイティングドッグス(以下、高知)のホーム・高知市営球場での首位攻防戦に挑んだ。
試合前の時点で残り4試合、うち高知との直接対決3連戦を残した状態で高知に1勝・ないしは2分けで2年連続6度目の四国アイランドリーグplus総合Vが決まる徳島。ただ、絶対的優位に立つ彼らの前に立ちはだかったのは、10月26日(月)に開催される「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」においてリーグ最上位指名が確実視されている高知の最速153キロ右腕・石井 大智(秋田高専卒3年目・右投右打・175センチ81キロ)である。
この時点で徳島インディゴソックスの最速150キロ右腕・戸田 懐生と激しく奪三振王争いを演じていた石井。ただこの試合は「三振は捨てて」すべての球種を低めに集めることに執心。常時140キロ中盤・最速148キロのストレートと130キロ後半のカットボール、130キロ前半のシンカーが冴え、6回まで3安打1死球4奪三振無失点と完ぺきな内容を見せた。
ただ、徳島も「粘って終盤に勝負する」(吉田 篤史監督)今季の闘いを体現。先発の変則左腕・小原 大樹(花巻東~慶應義塾大~日本製紙石巻出身1年目・181センチ85キロ)は取材に訪れていた弟・和樹さん(盛岡三~慶應義塾大~NHK高知放送局アナウンサー)の前で「内角を突くことで後の投手にいい影響を与えられるように心がけて」5回5安打1失点。
さらに6回裏は最速151キロドラフト候補右腕・亀山 英輝(小樽水産~札幌大出身1年目・右投両打・173センチ70キロ)から徳島産左腕の安丸 友耶(川島~鳴門教育大出身2年目・左投左打・177センチ83キロ)の継投でしのぎ、打線の反撃を待った。
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