千賀や周東だけじゃない!南海時代は佐々木誠や村田勝喜も。ソフトバンクのドラフト下位指名選手たち

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2020.10.20

周東佑京(東農大北海道オホーツク出身)

 ペナントレースも残り20試合ほどとなった。優勝争い、順位争いだけでなく個人タイトル争いにも注目が集まってくる。

 セ・リーグの打率ランキングを見ると佐野恵太(DeNA)がトップを走り、梶谷 隆幸(DeNA)、青木宣親(ヤクルト)、村上 宗隆(ヤクルト)らと争っている。その佐野は2016年ドラフト9位という下位指名だった。アマチュア時代の低評価を覆し、プロの世界でタイトルを獲得できるか注目が集まっている。

 さてこんな佐野のように、ドラフト下位指名から躍進を遂げた選手は多くいる。各球団(前身球団含む)のドラフト下位指名(6位以下/育成を含む)から、想像以上の成績を残した選手を振り返ってみたい。

 近年のソフトバンクは育成指名の選手から次々に一軍戦力が生まれている。投手陣では千賀 滉大蒲郡高/2010年育成4位)を筆頭に二保 旭九州国際大付属高/2008年育成2位)、石川柊太(創価大/2013年育成1位)、大竹 耕太郎(早稲田大/2017年育成4位)もそうだ。

 すでに他球団へと移籍したが、山田 大樹つくば秀英高/2006年育成1位)や長谷川 宙輝聖徳学園高/2016年育成2位)の育成指名からの躍進である。

 野手でも牧原 大成城北高/2010年育成5位)、甲斐 拓也楊志館高/2010年育成6位)、亀澤恭平(四国IL香川/2011年育成2位)、周東 佑京(東農大北海道オホーツク/2017年育成2位)と名前が次々に挙がってくる。

 育成から支配下に昇格した勢いだけで活躍するのではなく、複数年に渡って戦力となっている点も見逃せない。

 過去を振り返ると、育成ドラフトがなかった時代でもドラフト下位指名から主力選手は生まれている。柏原純一(八代東高/1970年8位)もそのひとり。入団6年目となる1976年にレギュラー掴む。日本ハムに移籍した1978年以降に3度のベストナインを受賞するなど名一塁手として通算1437安打を放った。

 ベストナイン6度に首位打者などのタイトルを獲得している佐々木誠(水島工/1983年6位)や3年連続2桁勝利を記録している村田勝喜(星稜高/1987年6位)もそう。両選手ともトレードで西武に移籍したが、移籍後も一定の成績を残している。村松有人(星稜高/1990年6位)に田畑一也(田畑建工/1991年10位)もそうだ。いずれも移籍を経験しているところも興味深い。

 このようにソフトバンクは、前身の南海時代から多くの選手が下位指名というアマチュア時代の評価を覆す活躍を見せている。現役選手はもちろん、今後のドラフトでも要注目だ。

【ソフトバンクドラフト6位以下の主な選手】
※育成指名含む
※前身球団含む

柏原純一(八代東高/1970年8位)※南海ホークス
佐々木誠(水島工/1983年6位)※南海ホークス
村田勝喜(星稜高/1987年6位)※南海ホークス
村松有人(星稜高/1990年6位)※福岡ダイエーホークス
田畑一也(田畑建工/1991年10位)※福岡ダイエーホークス
三瀬幸司(NTT西日本中国/2003年7巡目)※福岡ダイエーホークス
柳瀬明宏(龍谷大/2005年大社6巡目)
山田 大樹つくば秀英高/2006年育成1位)
二保 旭九州国際大付属高/2008年育成2位)
千賀 滉大蒲郡高/2010年育成4位)
牧原 大成城北高/2010年育成5位)
甲斐 拓也楊志館高/2010年育成6位)
亀澤恭平(四国IL香川/2011年育成2位)
山中浩史(ホンダ熊本/2012年6位)
石川柊太(創価大/2013年育成1位)
長谷川 宙輝聖徳学園高/2016年育成2位)
周東 佑京(東農大北海道オホーツク/2017年育成2位)
大竹 耕太郎(早稲田大/2017年育成4位)

(記事:勝田 聡)

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