News

一軍復帰のカープ2年目の小園海斗(報徳学園出身)の進化のポイントは?

2020.10.12

一軍復帰のカープ2年目の小園海斗(報徳学園出身)の進化のポイントは? | 高校野球ドットコム
小園海斗

 ミレニアム世代の先陣を切ってルーキーイヤーにブレークした小園海斗報徳学園出身)が11日に1軍に昇格。2020年シーズン初めて1軍に上がる形となった。

 2019年シーズンは58試合に出場して打率.213と華々しく1軍デビューを飾り実績を残した。2月のキャンプも1軍でスタートしていたが、シーズンに入ると2軍での生活が続いていた。

 しかし2軍の成績を見てみると、小園は安定した成績をマークしていることに気が付く。
58試合出場
打率.284(リーグ1位)
16打点
1本塁打
8盗塁(リーグ8位タイ)
長打率.391(リーグ2位)
出塁率.313(リーグ7位)
OPS.704
※データは10月10日時点

 ファームではあるが首位打者を走っていた小園。加えて長打も出せれば、きっちりと出塁もできるなど、2軍でしっかり腕を磨き、ステップアップしてきたのではないだろうか。

 その成長はバッティングフォームの変化殻も見て取れる。
2月のオープン戦を振り返ってみると、足を大きく上げてゆったりと間を取りながらバットのヘッドをピッチャー方向に入れてタイミングを取り、その返しを利用しながらバットを走らせて打球を飛ばしている印象があった。

 しかし9月のファームの試合を見てみると、あまり足を高く上げることなく、ヘッドの入りも小さくなった。
これまで以上にコンパクトで反動をあまり利用しないようにしたことで、よりボールまで無駄なく振れるようになったことが、打率や出塁率で結果を残せている要因だと考えられる。

 チームは今シーズン苦しんでいるが、終盤で回ってきた1軍での活躍のチャンス。
若鯉の代表格・小園がどんな活躍を見せてくれるのか。楽しみだ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.18

強豪校を次々抑えて一躍プロ注目の存在に! 永見光太郎(東京)の将来性を分析する<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.18

首都二部・明星大に帝京のリードオフマン、東海大菅生技巧派左腕などが入部!注目は184センチ102キロの大型スラッガー!

2024.04.18

【春季埼玉県大会】ニュースタイルに挑戦中の好投手・中村謙吾擁する熊谷商がコールド発進!

2024.04.18

【岡山】センバツ出場の創志学園は2回戦から登場! 2回戦で昨年夏の決勝戦と同じカードが実現の可能性も!<春季県大会地区予選組み合わせ>

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード