平均球速158.3キロを記録した藤浪晋太郎(大阪桐蔭出身) 中継ぎを経て復調のきっかけを掴むのか?
藤浪晋太郎
現在セ・リーグ2位につけている阪神タイガース。1日の中日戦では2対0で勝利を掴んだが、8回に登板したプロ8年目・藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭出身)のピッチングが話題となった。
自己最速となる160キロ連発するなど5度もマークし、1回を無失点の好投。今シーズン2度目のホールドを記録した。この日、藤浪投手が投じたボールは14球で、うち12球がストレートと力押しの投球。しかしその平均球速は158.3キロと驚きの数字が出た。
27日の東京ヤクルト戦も1イニングに12球投げて、うちストレートが11球とほぼ同じ内容だったが、平均球速は151.4キロ。短いイニング、少ない球数のため簡単な比較や判断はできないが、結果だけを見れば1日は凄まじいボールを次々と投げ込んでいることが想像できる。
投球フォームの観点から見てみると、27日のヤクルト戦では足を上げ切ると流れるように重心移動していたが、1日は左足を上げてから少し間を作っていることに気が付く。些細な変化かもしれないが、藤浪にとっては大きな違いになっているのではないだろうか。
シーズンは終盤に入り、残りの登板数も限られてくる。エース復活へ、中継ぎでその足掛かりを掴めるか注目してみたい。