甲子園の申し子がついに1軍昇格!岸潤一郎(明徳義塾出身)は同世代に負けない活躍を見せられるか?
写真は2月の徳島インディゴソックスとの試合から
甲子園の申し子が遂に1軍昇格を勝ち取った。
埼玉西武ライオンズのルーキー・岸潤一郎(明徳義塾出身)が5日の公示で、1軍に昇格することが発表された。現在3位につけているチームに勢いを与えられるような活躍ができるのか。試合でのプレーに注目が集まる。
岸は50メートル走5秒9の俊足とユーティリティー性を武器に徳島インディゴソックスで活躍し、埼玉西武にドラフト8位で入団。キャンプこそ2軍スタートだったが、3月のオープン戦では1軍の試合に出場するなど、少しずつアピールは続けてきた。
6月19日から開幕したファームでは、開幕戦で途中出場をするなど、7月4日までに8試合に出場。打率.313、本塁打1、打点1という成績を残している。
独立で磨き上げた走塁はまだ発揮できていないが、7月2日の日本ハムとのファイターズ鎌ヶ谷スタジアムでの一戦では真ん中高めのストレートを右中間にはじき返し、そのままスタンドイン。足の速さやユーティリティー性だけではなく、パンチ力もあることを見せた。
また長打率.563、出塁率.421という数字も残しており、OPS.984という好成績をマーク。チーム内で比較しても全体的に上位の数字となっており、ルーキーながら存在感を示している。その岸がついに1軍昇格を掴んだのだ。
連日、U18で活躍した岡本和真(智辯学園出身)やチームメイトの松本航(明石商出身)。さらには開幕戦でサヨナラ打を放った栗原陵矢(春江工出身)など同世代の活躍が目立っている。
独立での2年間で経験を積んだスターが大舞台に舞い戻り、躍動する姿が1日でも早く見られることを期待したい。
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