オリックス・山岡泰輔が今シーズン初勝利 快進撃のカギとなる投球の引き出し
山岡泰輔
18日に西武と対戦したオリックスは、8対2と快勝。開幕投手にして山本由伸(都城出身)とともにチームを牽引するWエースの1人・山岡泰輔(瀬戸内出身)が今シーズン初勝利を掴んだ。
今年はシーズン序盤に怪我で戦線離脱と思うような投球が出来ない時期もありながらだが、8月下旬から復帰。そこからは徐々に安定した投球が続いている。18日までの成績を見ていきたい。
6試合登板 29.1回、打者119人、被安打27、奪三振31、与死四球9、失点12、自責点10
1勝3敗、防御率3.07、奪三振率9.51、K/BB3.44
単純な比較だけであれば、最高勝率をマークした昨シーズン以上に奪三振率、K/BBの数字は向上している。そんな山岡の代名詞といえば、縦に鋭く変化するスライダーを連想しがちだが、18日の西武戦を振り返ってもツーシームにカットボールなど多彩なボールを投げ分けている。
2月のキャンプ時に取材をした際、山岡は変化球について、自分の投球スタイルに適したボールを使うことで投球の引き出しを増やすことの大切さを語っていた。18日の投球はまさにその話を体現したバリエーションの豊富さが目立つ投球。こうしたパターンをいくつか自身の中で持ち合わせることが、奪三振率、K/BBをはじめとした結果を残すことに繋がっているのではないだろうか。
怪我の影響で出遅れやっとのことで掴んだ初勝利。この勝利をきっかけに山岡の快進撃が始まる。