上位進出を目論むパ・リーグ4位の北海道日本ハム。14日に東北楽天と対戦し、3番レフトでスタメン出場となった近藤 健介横浜出身)が今シーズン3本目となるホームランで試合を動かした。

 近藤の最大の魅力はバットコントロール、選球眼ではないだろうか。プロの世界に入ってからほとんどが打率3割だと高い数字。さらに出塁率、長打率ともに4割~5割の結果と高水準の成績。2016年は不調の影響で結果を残せていないが、毎年ハイパフォーマンスを残している。15日の試合を終えて落合博満さんの日本記録である出塁率.487に並ぶなどこれからも活躍が期待される。

 そんな近藤は2011年のドラフトで4位指名。この年は1位で菅野 智之東海大相模出身)を指名したことでも話題になったが、同期を見ていくと球団を支えるポジションの選手が多いことがわかる。

 まずは松本 剛帝京出身)。ドラフト2位指名を受けており、期待を寄せられてプロ入り。ただ近藤のようにすぐさま結果を残したわけではなく、2軍での生活が長かった。

 転機となったのは2017年、交流戦で打率.396という圧巻の成績を残すなど一気にブレークし、日本代表にも選出された。まだレギュラー奪取には至っていないが、1軍の戦力として近藤とともにバットでチームを支えている。

 もう1人が当時6位指名だった上沢 直之 専大松戸出身)。今はチームのエース格にまでなったが、1軍デビューは3人の中では最も遅い2014年。この年は22試合に先発して8勝8敗で完封も1回するなど充実の結果。

 日本一となった2016年は1軍登板なしとなったが、2018年には3度の完封勝利を含む自身初の2桁勝利を記録するなど、チームを代表する投手へと成長を遂げた。怪我の影響で2019年は途中で戦線離脱となったが、今シーズンはローテーションの一角として奮闘。15日の福岡ソフトバンク戦では千賀 滉大蒲郡出身)に投げ勝ち6勝目を手にした。

 高卒で関東圏の強豪出身という共通点を持つ3選手は、2020年で高卒9年目と中堅の域に到達しつつある。これからどんな形でチームに貢献していくのか。今後の活躍からも目が離せない。

(記事:田中 裕毅)