合同練習会西日本会場は無事終了!多くの逸材がアピールし、有意義なイベントに!
150キロを投げ込んだ山下 舜平大 ※写真は昨春の九州大会より
8月30日、「プロ志望高校生合同練習会」西日本会場2日目が開催された。
この日は2組に分かれてシート打撃が行われ、ドラフト上位候補と呼ばれる好投手たちが登板した。そのため、スカウトはNPB12球団96名、大学・社会人・独立リーグスカウト6名と計101名が来場した。
ドラフト上位候補の山下 舜平大(福岡大大濠)が最速150キロをマーク。また、大型外野手・漁府輝羽(おかやま山陽)が左越え二塁打を放つなど、それぞれの選手が持ち味を発揮した。15時半以降に突如、雷雨が降り始め、16時半以降から室内練習場での開催となったが、それでも参加者77名が試合形式のシート打撃に参加した。
今回、初めての取り組みとなった合同練習会。今回のイベント実現に携わったNPB野球振興室室長の平田氏は、「途中は雨も降りましたが、けが人も出ず、終わることができて、とてもほっとしています」とコメント。
スカウトからは「コロナで多くの公式戦が中止となり、こうした形で実現できたのはスカウトとしてもありがたい」という声があがっていた、
今年はイレギュラーな形で実現したが、このような練習会を来年以降も開催してほしいという声は多く上がっている。
今回は77名の選手が参加したが、マスコミで紹介をされていても実際に見たことがない選手が大半。この練習会がなければ、日の目を浴びることなく終わっていた選手も多かった。
ただ、実現するには日程面をどうクリアしていくか。
野球界の日程は非常に流動的で、今回開催された時期は例年、世界大会が行われている時期である。それ以外にも秋季大会、国体など、実現するまでかなりのハードルがある。ただそれを乗り越えて、実現ができれば、もっと高校生は脚光を浴びる機会が増えるはずだ。
そして高校野球ドットコムでは参加選手のパフォーマンスを徹底レポートしていく予定だ。