オリ・宮城大弥、DeNA・浅田将汰が先発好投!オリ・中田は登板&セーブ数リーグ2位!

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2020.08.25

 8月23日、神奈川と埼玉の独自大会が幕を閉じ、全国の独自大会の日程が終了した。3年生の球児たちは、それぞれ次の進路へ向けて動き出すことになる。プロを目指す者、進学、就職を目指す者、野球を継続する者・しない者と、その道は様々だろう。この企画では、その第一線とも言えるプロの世界に、昨秋ドラフトで進んだ選手たちの成長を追いかける。第10回の今回は、投手にスポットをあてる。

シーズン終盤での一軍デビューの可能性も見えてきた宮城大弥



宮城大弥

 該当選手の中で、ファームの規定投球回に達している選手はいないため、投球回が10回を越えている選手を見ていこう。下記グラフは、彼らの奪三振率(K/9)と与四球率(BB/9)をプロットしたものだ。わかりやすくするため、与四球率にはマイナスをかけており、上に行くほど少ないということになる。



奪三振率/与四球率

 奪三振率トップのオリックス・宮城 大弥興南)は、各指標で世代トップの成績を残している。投球回数も27.2回とやはりトップで、これまで4勝1敗、防御率2.28は立派の一言だ。与四球率3.97も現段階では及第点と言えるだろう。

 宮城は8月10日の阪神戦で5回1失点で勝ち投手になると、21日の福岡ソフトバンク戦では7回途中1安打無失点。ここにきて好投を続けており、開幕当初からの成長がうかがえる。チームは現在リーグ最下位に沈んでいるだけに、状況によってはシーズン終盤での一軍昇格もあるかもしれない。

 宮城に次ぐ投球回数を投げているのが、横浜DeNAの浅田 将汰有明)だ。25.2回を投げ、奪三振率3.57、与四球率5.71は高水準とは言い難いが、登板を重ねるごとに防御率を改善し、現在は3.16まで下げている。8月22日の千葉ロッテ戦では6回無失点、被安打2、与四球1、奪三振4の好投で初勝利。先発投手の故障が相次ぐチームにあって、徐々に存在感を示し始めている。

 オリックスの中田 惟斗大阪桐蔭)は、救援投手として輝きを放ちつつある。16試合登板、3セーブは堂々のウエスタン・リーグ2位の数字だ。8月22日の福岡ソフトバンク戦で1回3失点と打ち込まれ、防御率は5点台となっているが、順調に経験を積んでいると言える。チームでは育成出身の漆原大晟が、23日にプロ初登板初セーブをあげており、中田にとっては良き手本となるかもしれない。

 阪神の西 純矢創志学園)、及川 雅貴横浜)は、この2週間登板がない。グラフを見る限りでは、西の課題は与四球率(5.45)、及川の課題は奪三振率(3.83)と言えそうだ。まだまだ無理に登板を重ねる段階ではないため、じっくりプロ仕様の身体を作りつつも、課題克服に取り組んでいきたい。

 野手では中日の石川 昂弥東邦)、岡林 勇希菰野)、東京ヤクルトの武岡 龍世八戸学院光星)が一軍デビューを果たし、初ヒットも放った。投手の中からも、彼らに続く選手が出てくることを期待したいところだ。

※成績は全て8月23日終了時点

データ協力: やきうのおじさん(@yakuunoojisan
Twitterで野球の分析を行う。本記事のデータはすべて日本野球機構(NPB)のオープンデータを使用。

(記事=林 龍也)


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