エース原樹理を擁し全国8強入り!2011年の東洋大姫路ナインのその後
高校時代の原樹理(東洋大姫路)
甲子園を沸かせた名チームを振り返るシリーズ。今回は甲子園出場19回、優勝1回を誇る兵庫の名門・東洋大姫路の2011年夏、エース原樹理を擁し8強入りを果たしたメンバーのその後を紹介する。
投手 原 樹理 3年(東洋大-東京ヤクルト)2015年1位
捕手 後藤田 将矢 3年(東洋大-日本製鉄東海REX)
捕手 片山 幸春 1年(東洋大)
内野手 坪田 元希 2年(神戸学院大)
内野手 中川 広希 1年(大阪体育大)
内野手 中河 宏輝 3年(姫路獨協大)
外野手 中島 廉太 2年(東洋大)
外野手 林 大地 2年(環太平洋大)
エース・原は兵庫大会決勝の加古川北戦で15回2失点196球の熱投も、決着が付かず再試合となる。翌日に行われた再試合では9回完封勝利で甲子園の切符を手にした。甲子園での初戦海星戦では、7回まで無失点と完封ペースで好投も臨時代走に代走が送られ途中交代となってしまうアクシデントも、2番手として登板した岩谷 力良が0で抑え勝利投手となった。甲子園後はAAAアジア野球選手権日本代表にも選出された。進学した東洋大では1年春からリーグ戦に登板し、主将に就任した4年春には8勝、秋には6勝を挙げ東都二部優勝へ牽引。
2015年ドラフトで東京ヤクルトに1位指名を受けプロ入りを果たした。2018シーズンの30試合に登板し6勝を挙げ、ヤクルトの右のエース候補として期待されるも、2019シーズンはシーズン途中で戦線離脱し3勝にとどまった。今シーズンは7月21日のDeNA戦で415日ぶりの勝利を挙げ、現在2勝2敗と復活に向け奮闘中。
原の女房役を務めた後藤田 将矢は、原と同じく東洋大に進み大学でもバッテリーを組んだ。大学卒業後は日本製鉄東海REXに進み、現在もプレーする。
1年生でベンチ入りを果たした遊撃手の中川 広希は大阪体育大に進学し、4年時には阪神大学野球連盟選抜のメンバーにも選出された。
東洋大姫路はこの年を最後に甲子園から遠ざかっている。2011年の全国8強メンバーの今後の活躍と東洋大姫路の復活を期待したい。
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