【岐阜】タイブレークの死闘を制した大垣日大が優勝<2日の結果・トーナメント表>
2020夏季岐阜県高等学校野球大会は、8月2日、長良川球場で、夏の連覇を狙う中京と2年ぶり6回目の優勝を狙う大垣日大の決勝戦が行われた。
試合は、1回に大垣日大が3番の清水のレフトスタンドへのホームランで先制に成功するも、中京も2回に9番猿渡のセンターオーバーのタイムリーツーベースで追いつきすかさず試合を振り出しに戻す。
中京は3回に昨夏の甲子園で逆転満塁ホームランも放った注目選手の3番元がツーベースで出塁すると、同じく昨夏の甲子園で1年生ながら中軸を任されチームのベスト4進出に貢献した4番小田がレフトへのタイムリーを放ち勝ち越しに成功する。
その後、4回表に大垣日大が7番権田のタイムリーで同点とするも、その裏に再び9番猿渡がライトに犠牲フライを放ち中京が勝ち越した。5回にも大会初スタメンに抜擢された2年生の6番永野がライトへの2点タイムリーを放ち試合を優位に進める。
大垣日大は8回に1点を返し、なお二死満塁のチャンスを迎えるも、相手エースの元の気迫の前に抑え込まれ、同点とはならなかった。
しかし、迎えた最終回、大垣日大の2年生2番角田がライトスタンドに突き刺さる起死回生のツーランホームランを放ち、ついに大垣日大が同点に追いついた。
タイブレークに突入した10回表、大垣日大の先頭に安打が出るも、無死満塁から三振と一塁ゴロホームゲッツーで中京が堅守で絶体絶命のピンチを凌ぐ。
その裏に中京が3番元のヒットで無死満塁のチャンスを作ると1死後、代打金城の浅い飛球をセンター久場がダイビングキャッチ、大垣日大も土壇場で素晴らしいプレーを見せると3番手投手権田もバックに応え、渾身の真っ直ぐで代打の吉田を空振り三振に仕留め、ピンチを脱出した。
大詰めとなった11回、二死二、三塁からチームの主将1番木原に勝ち越しとなるセカンドへのタイムリー内野安打が生まれ大垣日大がついに均衡を破った。その裏に中京はエンドランを仕掛けるもこれが空振りとなりランナーは盗塁死、2死後、権田が渾身の真っ直ぐで最後の打者を三振に仕留め試合終了。
2年連続で同じカードとなった決勝戦、両校のプライドが激しく激突する好ゲームを大垣日大が制した。
これで大垣日大は2年ぶり6回目の夏の優勝。驚異的な粘りでタイブレークとなった決勝の死闘で勝利をつかみ取った。
大垣日大 100 100 012 01 =6
中京 011 120 000 00 =5
◇8月2日の試合結果
■大会の組み合わせ・応援メッセージ
2020年 2020 夏季岐阜県高等学校野球大会