153キロ右腕から本塁打!岐阜に現れた二刀流・阪口 樂は来年の高校生を代表する逸材
岐阜に楽しみなスラッガーが現れた。その名が阪口 樂(岐阜第一)。30日の帝京大可児戦で2本塁打をマークした。186センチ94キロと恵まれた体格。見るものを魅了する大型右腕は、第1打席で逆方向へスタンドイン。そして最終打席では最速153キロ右腕・加藤翼が投じた149キロのストレートを強振し、見事にスタンドインさせた。
まさに阪口の打撃は大谷翔平に近い打撃スタイルで、スクエアスタンスで、ノーステップに近い形で踏み出し、弧を描いたスイング軌道、軸のブレが小さく、速球投手でもしっかりとコンタクトできる能力、分厚い太ももにより驚異的なパワーを生み出しており、今年の高校2年生打者ではトップクラスではないだろうか。
そして投手でも上半身、下半身をしっかりと使い、130キロ後半の速球は球速表示以上に威力があり、多彩な変化球を投げ分け打たせてとる。体格自体は大きいが、まだもっさりしたところがあり、体の使い方がうまくなると来年には140キロ~145キロも十分見込めるのではないだろうか。
153キロ右腕から本塁打を放ったインパクトは大きく、この秋以降は阪口をチェックする球団は多くなるだろう。ぜひ世代をけん引する二刀流になることを期待したい。