ヤクルト・長谷川の後輩 聖徳学園のプロ注目右腕・松崎公亮がスカウトの前で雨中の完投勝利
聖徳学園・松崎公亮
プロ注目右腕が、雨中の逆転劇を呼び込んだ。
府中市民球場の第3試合では、聖徳学園のプロ注目右腕・松崎公亮が登板。
試合前から雨が降る悪いコンディションの中だったが、明大明治打線を相手に序盤から直球で押していった。
1点リードの3回裏に味方のミスも絡んで2点を失ったが、力のある直球をコーナーに投げ分け、その後はスコアボードに「0」を並べていく。
松崎の好投で流れをたぐり寄せた打線は、8回に3番・山縣悠孝、5番・柊雄介の連続タイムリーで逆転に成功し、その後も8回、9回を松崎が抑えて逆転勝利。松崎は9回を投げ抜き、5安打2失点の好投を見せた。
試合後、松崎は「雨はそれほど気になりませんでした。最後まで逆転を信じて投げました」と力強く話し、会心の逆転勝ちに思わず笑みをこぼした。
この日はNPBスカウト1球団が視察に訪れ松崎の投球を見守ったが、将来についても「最終的にはプロで勝負したい」とプロ志望を口する。
高校卒業後の具体的な進路については大会後に決める予定だが、今大会ではさらにアピールを続けるつもりだ。
次の3回戦では、昨秋の東京都大会ベスト4の創価と対戦する。
創価のエースで146キロ右腕の森畑侑大は、調布シニア時代のチームメイトであり、「組み合わせが決まった時から意識していた」と対戦に胸を高鳴らせる。
都内屈指の実力校を相手に、どんな投球を見せるのか注目だ。