昨秋部員5人だった東洋。15人の新入部員たちと夏1勝掴む!
雄叫びあげながらベンチに戻る東洋先発・中島律希
江戸川区球場で行われた東洋と巣鴨の一戦は、東洋の鮮やかなサヨナラ勝ちとなる3対2で幕を閉じた。
「嬉しいです!勝てて良かったです」と勝利を素直に喜んだのは東洋の主将にしてエースの中島律希主将。昨夏は岩倉に0対2で敗れて2回戦敗退。当時の3年生が引退すると、2学年でチームは5人。単独での出場は難しくなり、都立日本橋と都立四商との連合チームで秋の大会は臨んだ。
「最後の夏は単独で出場しよう」とチーム内で話し合い、自粛期間中の取り組みをHPへアップ。また中島主将自らパワーポイントでチーム紹介を作り、新入生を必死に集めた。すると6月になり、1年生が15人入部。念願の単独出場が叶った。
「一気にチーム全体が20人となってまとめるのが大変でしたが、2、3年生5人が1つになってまとめることが出来ました」と短い期間でチームが1つになって勝利を掴んだ。
次の相手は朋優学院。「上を目指して頑張っていきます」と最後にコメントを残した中島主将。20人の仲間たちとともに東洋の夏はまだ続いていく。
(取材=田中 裕毅)