高校生ナンバーワン左腕候補・高田 琢登静岡商)は23日、御殿場西戦で7回1失点、10奪三振完投勝利で4回戦進出を果たした。

 昨年よりも格段に進化を遂げている。ストレートとスライダーのみ単調だった投球パターンだった昨秋とは一変。多くの変化球を駆使して打たせて取るようになった。

 ストレートは常時130キロ後半~142キロ程度と球速表示は抑え目だが、力いっぱいな感じではなく、程よい力感で回転数のあるストレートで次々と空振りを奪い、押し込む投球を見せている。

 そして追い込むとチェンジアップ、縦スライダー系で三振を奪う。打ち取るボールの引き出しが広がっており、投球に余裕が感じられる。

 唯一のピンチだった6回表も、投げ急がずにピンチを切り抜けることができていた。

 3回7奪三振の快投を見せた星陵戦と比べるとボールの走りはおとなしかったが、それでもしっかりと投球ができるのは大きく成長したところだ。

 昨秋から横浜DeNAのエース・今永 昇太北筑出身)の投球フォームを模倣。プレートに立つ位置、セットポジションに入る形など、どことなく似ている。

 高校3年になると、140キロを超えるストレートを投げる左腕も多く出てくるが、これほど力いっぱいではなく、しっかりと駆け引きをしながら抑えられる左腕はそうはいないだろう。

 ピッチングができる左腕としてさらに評価が高まったはずだ。

 試合は24日、26日とタイトなスケジュールで進んでいく。それでも、持ち味を発揮し、独自大会優勝を目指す。