【動画つき!】福岡の公立校屈指の145キロ右腕・牟田稔啓が二打席連続弾!次戦は投手として活躍できるか
7月4日から開幕している、「がんばれ福岡2020 福岡地区高等学校野球大会」。パートごとにリーグ戦を戦い、順位付けをしたのち、本戦のトーナメントが開催される。Jパートに入った香椎は1位で終えたが、その立役者が牟田稔啓だ。
特に5日の筑紫台戦では、5番レフトでスタメン出場をすると、第2打席で左前安打を放つと、5回裏には勝ち越し3ランを放ち、さらに7回裏にもレフトへに2打席連続弾となる2ランと、4打数3安打2本塁打5打点の活躍を見せ、勝利に貢献した。
そんな牟田の打撃スタイルは「フルスイング」。この試合で高校通算11本塁打に達し、今後の試合に注目が集まる。
2月の取材の際には「バッティングは好きだ」と牟田本人は語っており、チームメイトからも牟田の打球の質や飛距離には驚いているが、投げても牟田のポテンシャルは高い。
香椎入学の段階で130キロ前半をマークしていた牟田。チームを指揮する杉野弘英監督も牟田の速球を魅力に感じていた。その牟田を育てるべく1年生の夏から本格的に投手として練習試合にも登板させるなど、実戦経験を積ませてきたとのこと。
同時に、牟田の課題だった制球力も磨かせてきた杉野監督。すると1年生の冬場で145キロまで球速は伸び、プロからも注目される大型投手にまで成長した。
セットポジションから左足をスッとあげ、身体の開きをギリギリまで抑えながら重心を前へ運ぶ。そして着地と同時に鋭く回転する身体に合わせて、右腕を振り抜く。躍動感に溢れ、キレと力強さが存分に伝わるのが牟田の投球フォームの特長だ。
このオフは150キロを目標に掲げ、体重増加のために食事にも工夫を凝らしてきた。その成果がバッティングにも出たことが考えられる。こうなると、身体を大きくしたことで、ピッチングはどれほど成長したのか。期待は膨らんでいく。
最終目標は「チームから信頼される投手になる」ということを掲げていた牟田。本戦のトーナメントでは2年半積み重ねてきた成果がピッチャーの方で発揮され、試合で大暴れしてくれることを楽しみにしたい。
そんな牟田の迫力が伝わってくるピッチング動画は以下のリンクから!
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