新たなスタイルの確立か?先発に復帰した松井裕樹(桐光学園出身)のピッチングに注目だ!
松井裕樹(東北楽天)
首位の千葉ロッテを追随する2位・千葉ロッテ。26日から日本ハムとの対戦が始まっているが、2戦目のマウンドにはプロ7年目の松井裕樹がマウンドに上がる。
昨シーズンまではクローザーとしてチームに貢献し、2019年にはセーブ王を獲得。侍ジャパンでもリリーフとして活躍した左腕が今シーズンから先発に復帰している。開幕2戦目となるオリックス戦で先発登板をした際はストレートを主体とした強気なピッチングに、中盤からはスライダーといった変化球も増やしながらの投球。
4回投げて球数85、奪三振3、失点1で勝敗つかず。先発復帰後初となる白星はお預けという形となったが、注目したいのは奪三振率。1試合だけだが、奪三振率は6.75という数字が残っている。2019年は奪三振率13.82という、他球団のクローザーと比較しても驚異的な数字を残していた松井。
しかし先発転向となり、数字に変化は多少あることは考えられるが、長いイニングを投げるべく球数を考慮して投球スタイルの変化も関係しているのではないだろうか。
実際に振り返ると、ストライクとボールがハッキリしているものの、厳しいところばかりを突かずにストライク先行で投げ込もうとしているのがわかる。
先発という役割に戻り、新たなスタイルを模索している松井。2度目の先発となる27日の日ハム戦ではどのような投球を見せるのか。
(記事=田中 裕毅)
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