大城 卓三や田中 俊太など、決勝戦オーダーから4名がプロ入り!2010年夏に準優勝を果たした東海大相模ナインのその後
2010年夏準優勝の東海大相模ナイン
夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。
今回は2010年夏に準優勝を果たした東海大相模ナインのその後を紹介する。
1(右)渡辺 勝 2年(東海大-中日)2015年育成6位
2(左)伊集院 駿 3年(亜細亜大)
3(二)田中 俊太 2年(東海大-日立製作所-読売)2017年5位
4(捕)大城 卓三 3年(東海大-NTT西日本-読売)2017年3位
5(投)一二三 慎太 3年(阪神-石川ミリオンスターズ)2010年2位
6(三)福山 亮 3年(駒澤大-東芝)
7(遊)染谷 雄太郎(神奈川大)
8(一)大城 建二(東海大-トヨタ自動車)
9(中)伊地知 輝(立教大-三菱自動車倉敷オーシャンズ)
投手 江川 恭介 3年(国際武道大-JFE東日本)
内野手 清田 陸(横浜商科大)
内野手 宮崎 大将(東海大<準硬式>)現東海大相模コーチ
エース・一二三 慎太は高卒で阪神に2位指名を受けプロ入りを果たす。2012年には打者転向、2016年に派遣された石川ミリオンスターズでは再び投手転向を目指すなど、果敢にチャレンジ。また野球界に戻ってくることを期待したい。
4番・捕手の大城 卓三と、8番・一塁手の大城 建二は双子で東海大相模のスタメンを張る。弟・卓三は東海大、日立製作所を経て読売に3位指名を受け入団。高校大学を共に過ごした田中 俊太と同期入団を果たす。兄・建二も東海大に進み、社会人ではトヨタ自動車に入社。ちなみに、彼らの2つ上の兄大城 昌士は昨年まで西部ガスでプレーし、3兄弟が社会人野球の経験を持つ。
広島の田中 広輔を兄に持つ田中 俊太は、進学した東海大では3年時、大城兄弟らと共に全日本大学野球選手権に優勝を経験。大学卒業後は日立製作所に進み、1年目から試合に出場し、この年の都市対抗では、高校の同期で再びチームメイトとなった菅野 剛士(現千葉ロッテ)とともに若獅子賞を受賞した。2017年には社会人日本代表に選ばれ、アジア大会優勝に貢献。2017年に読売から5位指名を受けプロ入りを果たした。
1番・右翼手を務めた渡辺 勝は、大城兄弟、田中らと共に東海大に進学。4年秋には打率.391を記録し、首都大学リーグMVPに輝いた。2015年に中日に育成指名を受け、2018年に支配下登録を勝ち取った。
また副将を務めた宮崎 大将は東海大準硬式野球部を経て、現在は母校のコーチを務める駒澤大を経て東芝に進んだ福山 亮は現在も現役でプレーしている。
非常にタレント揃いだった2010年の東海大相模準Vメンバーたち。今後の活躍にも注目していきたい。
※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。
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