プロ10年目を迎えた吉川 大幾(巨人)ら 2009年に春夏連続出場を果たしたPL学園ナインのその後を紹介

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2020.06.26

高校時代の勧野 甲輝と吉川 大幾

 夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。

  今回は2009年に春夏連続出場を果たしたPL学園ナインのその後を紹介する。

【第81回選抜大会 西条戦のオーダー】
1(中)吉川 大幾 2年(中日-読売)2010年2位
2(遊)石崎 祥平 3年(駒澤大)
3(一)中井 都雄 3年(日立製作所)
4(左)勧野 甲輝 2年(東北楽天-福岡ソフトバンク-九州三菱自動車)2010年5位
5(右)大槻 和史 3年(東洋大)
6(捕)藤本 吉紀 3年(東洋大)
7(二)安田 大格 3年(青山学院大-鷺宮製作所)
8(三)木原 幸聖 3年(明治学院大)
9(投)中野 隆之 3年(関西国際大中退-ジェイプロジェクト-TDK)
投手 井上 大樹 3年(立正大)
投手 難波 清秀 2年(上武大)
投手 多司 将仁 2年(新日鉄住金鹿島)
捕手 武井 友孝 3年(明治大-球通ベースボールクラブ<軟式>)
内野手 村田 穏行 3年(日本大-東京ガス)
内野手 日宇 一輝 3年(大阪学院大)
外野手 受川 祐太 3年(駒澤大)

 2年夏の大阪大会では同校OBの清原和博氏の2年時の記録を超える5本塁打を放った吉川 大幾は中日に2位指名を受け、立浪和義氏の付けた背番号3を継承する。2015年からは巨人でプレー。2018年シーズンはキャリアハイの97試合出場を記録するも、昨シーズンは守備、代走での活躍が光った増田大輝の台頭などにより、10試合出場にとどまる。今季は元木大介ヘッドコーチから”くせ者”として名が挙がるなど、プロ10年目を迎えた今季も首脳陣からの期待は大きい。

 1年秋からPL学園の4番を務めた勧野 甲輝は「清原2世」と呼ばれ大きな期待を受ける。しかし、怪我や不調で2年夏、3年夏の2回戦以降はベンチ外を経験。潜在能力の高さから将来性を買われ、東北楽天に5位指名を受けプロ入りを果たすも、福岡ソフトバンクを経て、2015年に戦力外通告を受け退団。そのまま九州三菱自動車に進み、1年間選手としてプレーした。

 エース・中野 隆之2回戦南陽工戦では、打線の援護がなく延長10回に2失点を喫し敗退も、9回まで無安打無失点の試合を展開。この試合がPL学園の最後のセンバツ大会での試合となっている。夏の大会は背番号1を背負うも、怪我で登板することはできず、代わりに同期で同じ左腕の井上 大樹が主戦で登板し、春夏連続で甲子園に導いた。中野は高校卒業後、関西国際大中退を経て、高卒4年目でジェイプロジェクトに進み、2018年からはTDKでプレー。

 3年夏には4番に座った村田 穏行は日本大に進学。リーグ戦には1年春から通算95試合に出場し、東都2部リーグ通算11本塁打を放った。大学卒業後は東京ガスに進み、今季で社会人7年目のシーズンを迎えた。

 現状、彼らが同校最後の甲子園に出場メンバーとなっている2009年のPL学園戦士たち。高校野球界を盛り上げたPL学園硬式野球部の復活と、彼らの活躍を大いに期待したい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。


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