News

森下暢仁が7回無失点好投!プロ入りした昨年の大学日本代表組7人の現在は?

2020.06.22

森下暢仁が7回無失点好投!プロ入りした昨年の大学日本代表組7人の現在は? | 高校野球ドットコム
森下暢仁と佐藤都志也

 19日にプロ野球が開幕し、1カード目が終了した。今年は開幕戦から巨人が球団通算6000勝の達成。さらには鈴木大地(桐蔭学園出身)、西川遥輝智辯和歌山出身)の通算1000本安打の達成と記録尽くしとなっている。

 その中で21日、広島東洋カープのドラフト1位・森下暢仁がプロ初登板。白星こそつかなかったが、7回無失点の好投。期待された右腕が結果を残したが、今回は4年次に大学日本代表を経験し、即戦力としてプロ入りした選手たちの今をまとめてみた。

【投手】
吉田 大喜大冠-日本体育大-東京ヤクルト)
森下 暢仁大分商-明治大-広島東洋カープ)
【捕手】
郡司 裕也仙台育英-慶応義塾大-中日ドラゴンズ)
佐藤 都志也聖光学院-東洋大-千葉ロッテ)
海野 隆司関西-東海大-福岡ソフトバンク)
【野手】
柳町 達(慶応義塾-慶応義塾大-福岡ソフトバンク)
宇草 孔基常総学院-法政大-広島東洋カープ)

 2019年の日米野球で代表に選ばれた選手からプロへ入ったのは、上記の7名。キャッチャーが3人プロ入りしたことにまず驚くが、7人の中から開幕1軍を掴んだのは4人となっている。

 先述した森下は開幕前の練習試合では打ち込まれることもあり、不安視されるところもあったが、21日の投球で振り払った。次回以降の登板も楽しみである。

 その他に1軍デビューを果たしたのは柳町のみ。21日の千葉ロッテ戦で9回から守備に就いたが、打席は回らず。初打席はおあずけとなっている。高いバットコントロールが持ち味の柳町の初ヒットがいつになるのか注目したい。

 残りの郡司、佐藤の2人は開幕1軍こそ掴んだが、開幕カードでの出場とはならなかった。しかし郡司はオープン戦で打率.357の成績。そして佐藤は練習試合で2試合連続ホームランを放つなど結果を残しており、チームの中で存在感を示している。

 そして現在2軍で鍛錬を重ねている海野と宇草、そして吉田の3選手。海野はキャンプ序盤で右ひじの違和感で出遅れることとなったが、現在は2軍戦でスタメンマスクを被っている。20日には千賀滉大蒲郡出身)とバッテリーを組むなど、着実に実績を積み重ねている。現在は九鬼隆平(秀学館出身)とスタメンマスクを争っているが、互いに切磋琢磨して1軍を目指してほしい。

 法政大から広島東洋カープに入団した宇草はキャンプでは1軍スタートをしたが、シーズン開幕は1軍を逃す形となった。しかしファームの試合ではここまですべてスタメンで出場しており、1軍昇格を虎視眈々と狙っている。高校、大学と日本代表に選出された実力者がチームの起爆剤となるのか。

 吉田は20日の2軍の試合で奥川恭伸星稜出身)のあと、2番手で登板して4回1失点のピッチングで初勝利を掴んだ。まずは2軍で着実に結果を残して、1軍昇格を目指す。

 まだ1カード目が終わったばかりのプロ野球。大学日本代表で4年次に日の丸を背負い、即戦力と期待された大卒選手たちの今後の活躍からも目が離せない。

関連記事
各都道府県の学校再開、夏の代替大会開幕予定一覧リスト
21世紀枠候補校屈指の右腕・隼瀬一樹(伊香)の進化のきっかけは練習試合観戦【前編】
21世紀枠候補に選出された伊香(滋賀) 滋賀学園に金星をあげることができた理由【前編】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.18

首都二部・明星大に帝京のリードオフマン、東海大菅生技巧派左腕などが入部!注目は184センチ102キロの大型スラッガー!

2024.04.18

強豪校を次々抑えて一躍プロ注目の存在に! 永見光太郎(東京)の将来性を分析する<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.18

【山形】鶴岡東は村山産業と山形工の勝者と対戦<春季シード決定ブロック大会組み合わせ>

2024.04.18

【春季埼玉県大会】ニュースタイルに挑戦中の好投手・中村謙吾擁する熊谷商がコールド発進!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.15

【春季和歌山大会】日高が桐蔭に7回コールド勝ち!敗れた桐蔭にも期待の2年生右腕が現る

2024.04.16

【春季埼玉県大会】2回に一挙8得点!川口が浦和麗明をコールドで退けて県大会へ!

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード