山川穂高、柳田悠岐など21名が出場!高校時代を公立校で過ごした開幕スタメン選手たち
公立校・中部商でプレーをしていた山川穂高
待ちに待ったプロ野球がついに開幕した。無観客という条件の中だが、開幕を待ちわびた多くの野球ファンがSNSなど様々な方法を駆使して試合を観戦した。そこで今回は12球団のスタメンを見て、高校時代を公立校で過ごした選手を調べて、まとめ上げた。
まずはセ・リーグから見ていきたい。
<巨人>
中島宏之(伊丹北)
<広島>
なし
広島のみ、公立校出身の選手がいなかったが、残りの5球団に関しては公立校出身の選手がスタメンに名を連ねる結果となった。
巨人に移籍して2年目となる中島は兵庫の伊丹北出身。3年間で甲子園出場の実績はなかったがプロ2年目にあたる2002年から1軍への出場機会を徐々に掴むと、2008年にベストナイン受賞など潜在能力が開花した。メジャーにも渡ったベテランの活躍に注目をしたい。その巨人と対戦した阪神からは糸井など3名が公立校でプレーしていた。
またヤクルトの開幕投手・石川は秋田の強豪・秋田商でプレーしており、甲子園も経験している。
続いてパ・リーグの公立校出身選手をまとめた。
<西武>
源田壮亮(大分商)
山川穂高(中部商)
外崎修汰(弘前実)
セ・リーグとは違い、全球団に必ず公立校出身の選手がいる。特に2連覇中の西武は阪神と並ぶ3人が公立校出身。しかしながら3名とも甲子園には出場できておらず、パ・リーグの中で甲子園に出場経験があるのは、福岡ソフトバンクの栗原。そしてオリックスの後藤の2名のみ。特に栗原は2014年のU18代表にも選出された実力の持ち主。2017年に初めて1軍出場を果たし、6年目にして初の開幕スタメンも射止めた。
甲子園に出場することが出来ていないが、柳田選手、山川選手はじめ今回リストアップされた選手たちは球界を代表するような選手ばかり。公立校からでもプロの世界を十分狙えることを結果で示し、今年も球児たちにプレーでエールを送り続けて欲しい。
(記事:田中裕毅)
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