覚醒の時が来た?今井達也(作新学院出身)がダルビッシュを彷彿とさせるフォームでブレークするか
今井達也
4年目を迎えた埼玉西武ライオンズ・今井達也(作新学院出身)が大きな話題となっている。16日に千葉ロッテのファームでの試合で登板すると、150キロを超える速球で打者を圧倒。4回を投げて無失点。許したヒットは僅か1本という結果を残し、先発ローテーション入りへアピールをした。
その今井が話題となっているのは投球フォーム。現在メジャーにいるダルビッシュ有(東北出身)を彷彿とさせるフォームにモデルチェンジしているのだ。すっと足を上げ、バランスよく立った状態から右股関節に重心を乗せるように捻り、ヒップファーストを意識した重心移動で、腕を鞭のようにしならせる。下半身の力が上手くボールに伝わっているのか、ボールに切れを感じさせる。
2月のキャンプの時は、まだ右股関節への乗せ方は現在ほどではなく、身体の開きを抑えながら重心を移動。腕の位置もそれほど下げずに、身体を縦に使っているフォームだった。
新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕が遅れたが、4か月間で投球フォームを変更し、シーズンで使えるようにするのは簡単ではない。個人で過ごす時間が多かった分、自分で考えて練習に取り組み、試行錯誤した末にたどり着いたはずだ。
チームは強打を武器にパ・リーグを連覇している。しかし、日本シリーズには進むことが出来ていない。若獅子・今井がチームのエースとして2020年シーズンをフル回転し、悲願の日本一をたぐり寄せる。
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