国士舘が全体練習を再開 主将の鎌田は甲子園で明石商へのリベンジ誓う
主将の鎌田州真とエースの中西健登
16日、秋季東京都大会で優勝を飾り、今春の選抜甲子園への出場を決めていた国士舘が全体練習を再開した。3年生の選手たちは,6月からすでにグランドでの練習は再開していたが、1、2年生はこの日から合流。特に1年生は、この日が国士舘での初練習となり、全学年が揃った状態でバッティング練習や実戦を想定したノットなど約3時間の練習を行った。
13日(土)に、学校長から甲子園での交流戦に出場する旨を伝えられたという永田監督。選抜の代替大会については「諦めていた」と語ったが、思いもよらぬ吉報に感謝の言葉を口にした。
「東京の子はクールで、体を使って喜びを表現するようなことはありませんでしたが、恐らく選手たちも甲子園で試合ができるとは夢にも思わなかったはずです。こういった場を作っていただいたので、選手には精一杯プレーして欲しいと思います」
また主将の鎌田州真は、「もう甲子園でプレーすることは無いと思っていたので、素直に嬉しいです。最高の舞台に立てるということで、幸せなことなので全力でプレーしたいです」と語り笑顔を見せた。
自粛期間中も体が鈍らないように意識して体を動かしたと言い、練習再開時も戸惑いは無かったと話す鎌田主将。
新たな目標に向けて、気持ちを引き締めた表情を見せた。
大会に向けて、再スタートを切った国士舘。東京独自の大会については3年生のみで戦う予定だが、甲子園での試合は秋季大会のメンバーを中心に戦う予定だ。
昨年の選抜甲子園では、初戦で明石商に1対7で敗れており、選手たちは皆リベンジに燃えている。
鎌田主将が「中森投手はまっすぐも変化球もすごかったですが、次対戦する機会があれば打ちたい」と話せば、エースの中西健登も「破壊力が違ったので抑えられるようにしたいです」と語り、リベンジに意欲を燃やす。
東京都独自の大会は、東西の2大会ともに7月18日に開幕し、決勝は東が8月8日、西が同7日に行われる予定だ。
また8月10日には東西の優勝校による対抗戦も予定されており、選抜に出場予定だった32校による甲子園での交流試合も8月10〜12日、15〜17日の計6日間で行われる予定だ。
秋の東京王者・国士舘がどんな戦いを見せるのか注目だ。
(記事=栗崎祐太朗)
関連記事
◆【独自大会情報リスト】各県の状況をチェック!
◆8月10日に東京王者を決める東西決戦が実現!東京都高野連が代替大会の日程を発表
◆国士舘が2年連続でセンバツ甲子園出場を掴むことが出来た理由