エース・松本はドラ1でソフトバンクへ。2014年に夏の甲子園初勝利を達成した盛岡大付ナインのその後を紹介
高校時代の松本 裕樹
夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。
今回は、2014年夏の甲子園出場を果たし、初戦では青島 凌也(現Honda)や、小笠原 慎之介(現中日)らを擁した東海大相模に4対3で辛勝し、夏の甲子園初勝利を手にした盛岡大附ナインのその後を紹介する。
投手 松本 裕樹 3年(福岡ソフトバンク)2014年1位
投手 桜糀 大輝 3年(中部学院大-JR東日本東北)
投手 土井 堅斗 3年(清和大)
捕手 前川 剛大(大正大)現盛岡大付コーチ
内野手 遠藤 真 2年(中央大中退-タンガロイ)
内野手 渋谷 裕也 3年(東日本国際大)
内野手 立波 右恭 3年(八戸学院大)
内野手 佐々木 滉登 2年(青森中央学院大)
内野手 宮杉 一輝 3年(富士大)
内野手 奥田 光世 3年(中部学院大)
外野手 高橋 涼 3年(日本大学工学部)
外野手 伊藤 航 3年(青森大)
外野手 菜花 大樹 3年(國學院大-タンガロイ)
外野手
エースで4番の松本 裕樹は福岡ソフトバンクに1位指名を受け入団。背番号は斉藤和巳氏が現役時代に背負った66番を継承し、高校通算54本と打撃センスの高さも持ち合わせていたが、プロでは投手一本の道を選ぶ。3年目の2017年には15試合に登板するも2勝4敗に終わる。今季3月14日の広島とのオープン戦では152キロを計測し自己最速を更新。今季が飛躍のシーズンとなるか期待したい。
主将を務めた捕手の奥田 光世は大正大を経て、2019年から母校に戻りコーチに就任。国語の非常勤講師を務めながら、後輩の育成に励む。
桜糀 大輝は中部学院大に進学し、4年時は同大4年ぶり3度目の明治神宮大会出場に貢献。大学卒業後は、JR東日本東北に進み、捕手の高杯 翼(埼花咲徳栄高校出身、現ヤマハ)、投手の井上 祐太(花咲徳栄出身、現エイジェック)らとともに社会人の道に進んだ。
松本を筆頭に、これからの飛躍が楽しみな2014年の盛岡大附ナインたち。これからの活躍にも注目いていきたい。
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