News

両校合わせて9名が社会人野球の舞台へ!第96回大会の開幕試合を戦った春日部共栄と龍谷大平安戦士たちのその後

2020.06.18

両校合わせて9名が社会人野球の舞台へ!第96回大会の開幕試合を戦った春日部共栄と龍谷大平安戦士たちのその後 | 高校野球ドットコム
高校時代の守屋 元気(春日部共栄)、高橋佑八(龍谷大平安)

 2014年の選抜は中田、高橋、元氏、犬塚の盤石な投手陣を誇る龍谷大平安が初優勝を達成した。そして、夏の京都大会を優勝し甲子園に帰ってきた龍谷大平安だったが、開幕試合に埼玉代表春日部共栄に1対5で惨敗し春夏連覇はなし得なかった。
 その後、当時2年の高橋は東京ヤクルトに3位指名を受けプロ入りを果たす。昨季は20試合に登板し、4勝6敗、防御率5.76、さらに投球回が95回1/3に対し、99奪三振を記録するなどプロの第一線で活躍を続ける。高橋以外にもこの試合を戦った両校の選手たちはそれぞれの舞台で活躍を続けた。

 そこで今回は2014年夏、第96回大会の開幕試合を戦った春日部共栄龍谷大平安戦士たちのその後を紹介する。

【春日部共栄】

投手 金子 大地 3年 (明治大)
投手 西尾 洸樹 3年(日体大)
投手 倉井 知哉 3年(東京情報大)

捕手 守屋 元気 3年 (東海大-Honda)

内野手 清水 頌太 2年 (明治大-日立オートモティブシステム厚木<軟式>)
内野手 佐野 尚輝 3年 (東京情報大-七十七銀行)
内野手 原田 寛樹 3年 (法政大-日本製鉄鹿島)
内野手 平塚 大賀 3年 (明治大-NTT東日本)
内野手 三浦 友之 3年(武蔵大)
内野手 小暮 涼 3年(八戸学院大)
内野手 近藤海 3年(桐蔭横浜大)

外野手 長岡 大智 3年 (東海大)
外野手 小林 慎太郎 3年 (神奈川大)
外野手 高野 凌治 2年 (明治大)
外野手 関谷 将貴 1年(日体大)

【龍谷大平安】

投手 高橋奎二 2年(東京ヤクルト)
投手 中田竜次 3年(龍谷大-島津製作所)
投手 元氏玲仁 2年(立命館大)
投手 犬塚貴哉 3年(同志社大-関メディベースボール学院)

捕手 高橋佑八 3年(関西大-大阪ガス)

内野手 姫野大成 3年(関西学院大)
内野手 河合泰聖 3年(中央大)
内野手 常仁志 3年(東北福祉大)
内野手 石川拓弥 3年(亜細亜大)

外野手 徳本健太朗 3年(青山学院大-トヨタ自動車)
外野手 大谷司 3年(同志社大)
外野手 中口大地 3年(國學院大-島津製作所)

 春日部共栄からは4名、龍谷大平安からは5名の選手が社会人まで硬式野球を継続。

 春日部共栄の3番・捕手を務めた守屋 元気は埼玉大会で7本の二塁打を記録。進学した東海大では、大学日本代表候補に2度選出され、卒業後はHondaに進んだ。

 4番を務めた原田 寛樹は法政大に進学。1年春から通算28試合に出場。現在は日本製鉄鹿島に進んだ。

 平塚 大賀は祖父、父と同じ明治大に進学。リーグ戦通算36試合に出場し、4年初には打率.350を記録。4年秋には4番を務めた。卒業後は日本製鉄鹿島に進む。父は阪神スカウト平塚克洋氏。

 選抜優勝投手となった龍谷大平安のエース中田竜次は龍谷大を経て島津製作所へ。犬塚貴哉は同志社大から、関メディベースボール学院に進んだ。

 1番・中堅手の徳本健太朗は青山学院大に進学し、東都2部リーグで通算27盗塁を記録。大学卒業後はトヨタ自動車でプレー。

 4人と投手陣をリードした高橋佑八は関西大に進学し4年時は関西学生野球連盟選抜メンバーに選出され、主将を務めた。現在は大阪ガスでプレーしている。

 ヤクルトに入団した高橋以外も多くの選手が高校野球引退後も活躍している2014年夏の1回戦を戦った両校の選手たち。今後の活躍にも注目していきたい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

関連記事
【緊急企画】母校や応援している高校の球児たちに、あなたのエールを届けよう!
21世紀枠候補校屈指の右腕・隼瀬一樹(伊香)の進化のきっかけは練習試合観戦【前編】
21世紀枠候補に選出された伊香(滋賀) 滋賀学園に金星をあげることができた理由【前編】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.17

昨秋は仙台育英に勝利も県4強止まり「サイン以上のことをやる野球」を極め甲子園目指す【野球部訪問・東陵編①】

2024.04.18

【神奈川】保土ヶ谷球場では慶應義塾、横浜が登場!東海大相模は桐蔭学園と対戦!<春季県大会4回戦組み合わせ>

2024.04.17

「慶應のやり方がいいとかじゃなく、野球界の今までの常識を疑ってかかってほしい」——元慶應高監督・上田誠さん【新連載『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.1】

2024.04.17

青森大にソフトバンク2選手の弟、青森山田の4番打者、横浜創学館大型外野手らが加入!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!

2024.04.15

四国IL・愛媛の羽野紀希が157キロを記録! 昨年は指名漏れを味わった右腕が急成長!

2024.04.12

【九州】エナジックは明豊と、春日は佐賀北と対戦<春季地区大会組み合わせ>

2024.04.17

仙台育英に”強気の”完投勝利したサウスポーに強力ライバル現る! 「心の緩みがあった」秋の悔しさでチーム内競争激化!【野球部訪問・東陵編②】

2024.04.09

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.14

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.03.23

【春季東京大会】予選突破48校が出そろう! 都大会初戦で國學院久我山と共栄学園など好カード