両校から3名がNPB入り!2013年選抜の準決勝を戦った浦和学院、敦賀気比戦士たち
BC福井でNPB入りを目指す三染 真利(敦賀気比)とHondaに進んだ津田 翔希(浦和学院)
2013年の春、2年生エース・小島 和哉を擁する浦和学院が春夏通じて初優勝を飾った第85回大会。その小島は早稲田大を経て千葉ロッテに指名を受けプロ入りを果たした。そして準決勝では福井の敦賀気比と対戦。敦賀気比ナインからは岸本 淳希、玉村 祐典の2人の投手が高卒でプロ入りを果たしている。彼らの他にも社会人、独立の道に進んだ選手が多い両校のナインたち。
今回は2013年選抜の準決勝を戦った浦和学院と敦賀気比戦士たちのその後を追っていく。
【浦和学院のメンバー】
投手 小島 和哉 2年(早稲田大-千葉ロッテ)
捕手 西川 元気 3年(東洋大-Honda鈴鹿)
内野手 竹村 春樹 3年(明治大-JR東海)
内野手 高田 涼太 3年(立教大-JFE西日本)
内野手 木暮 騎士 3年(東洋大)
内野手 津田 翔希 1年(東洋大-Honda)
外野手 服部 将光 3年(日体大)
外野手 山根 佑太 3年(立教大)
外野手 斎藤 良介 3年(立正大)
【敦賀気比のメンバー】
投手 岸本 淳希 3年(中日-日立製作所-熊本ゴールデンラークス)
投手 玉村 祐典 3年(西武-オールフロンティア)
投手 谷口 鷹ノ介 2年(関西学院大)
投手 三染 真利 3年(関東学院大-BC福井)
捕手 喜多 亮太 3年(セガサミー-BC石川)
捕手 宮崎 宏哉 3年(龍谷大-日本製鐵東海REX)
内野手 岡田 耕太 2年(駒沢大-JFE東日本)
内野手 山田 誠也 3年(青山学院大)
内野手 山根 貴基 3年(星槎道都大)
内野手 米満 一聖 3年(駒沢大-東海理化)
内野手 浅井 洸耶 2年(青山学院大-東芝)
内野手 中本 貴大 2年(立命館大-島津製作所)
内野手 橋本 樹 3年(関メディベースボール学院-ジェイプロジェクト)
内野手 米満 凪 2年(奈良学園大-北海道ガス)
外野手 峯 健太郎 2年(日本体育大)
外野手 中西 悠人 3年(追手門学院大)
浦和学院からは小島、敦賀気比からは岸本、玉村の3名の投手がプロ入り。そして社会人には浦和学院からは4名、敦賀気比からはNPB後共に社会人に渡った岸本、玉村を入れて9名が進んだ。
浦和学院のリードオフマン竹村 春樹は春夏通算4度の甲子園に出場。高校、大学で日本代表に選出され、主将を務めた2017年のユニバーシアード大会は日本代表の2連覇に貢献した。現在はJR東海でプレーする。
立教大に進学した高田 涼太は大学でも全国制覇を経験し、JFE西日本でプレー。東洋大に進んだ捕手の西川 元気は4年時にリーグ戦春夏連続優勝に貢献。Honda鈴鹿に入社し、プロ入りを狙う。
当時1年生で二塁手の津田 翔希は東洋大に進み、1年春のリーグ戦で本塁打を放つ。また3年時から三塁の守備では無失策と野球センス抜群の選手。大学卒業後はHondaに入社し社会人野球の舞台に立った。
敦賀気比の岡田 耕太は駒沢大に進学し、1年春には新人賞を獲得。4年春には打率4割、3本塁打13打点を記録するなど、チーム5季ぶりの東都1部リーグ昇格に貢献した。大学卒業後はJFE東日本に進み、昨年の都市対抗・明治安田生命戦では9回に同点打を放つ活躍をみせた。
兄弟で甲子園出場を果たした米満 凪は奈良学園大に進学し、リーグ戦通算62盗塁を記録。大学日本代表も経験し、社会人の舞台では1年目から日本製鐵室蘭シャークスの補強選手として都市対抗に出場している。
また、関東学院大に進んだ三染 真利は福井ワイルドラプターズに入団。今年は独立3年目を迎え、NPB入りを目指す。
これからもNPB入りの期待ができる選手が多い2013年選抜の準決勝を戦った両校のナインたち。今後の活躍にも注目していきたい。
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