中京大中京・高橋源一郎監督「私たち中京大中京の最高の姿を全国の皆様に見ていただきたい」
昨秋の明治神宮大会を優勝し胴上げされる高橋源一郎監督(中京大中京)
6月10日、日本高等学校野球連盟(日本高野連)は10日、理事会(WEB会議方式)を開き、8月に阪神甲子園球場で今春の第92回選抜高校野球大会に出場予定だった32校を招待しての交流試合を開催することを決めた。
今回は明治神宮大会優勝を果たした中京大中京を率いる高橋源一郎監督に今回の想いを語った。
―― 春の選抜の代替で1日だけど甲子園でプレーすることができることに対してどう思いますか?
高橋源一郎監督(以下:高橋監督) 目標としていた[stadium]甲子園[/stadium]の舞台に立たせていただけるということで、感謝の気 持ちを持ってプレーさせていただきます。夏の大会が中止、多くのスポーツ大 会が中止になる中で実施をしていただけるということなので、皆様に勇気と希 望を与えられるような試合が出来たらと思います。
―― 選抜、夏の大会、両大会が中止になり子供達とどういう風に向き合ってきたか?
高橋監督 選手達は感染の危険性や昨今の社会情勢をしっかり理解し、大人の対応を心掛けてくれたと思いますが、やはり甲子園が無くなったことでショックを受けているのは誰の目にも明らかでした。本当に気丈に振る舞っていたと思います。
高橋監督 そんな時に、愛知県高校野球連盟が独自の愛知県大会を開催して下さるということが決まったので、選手達の意思、個人目標を確認し、どういう思いでこの大会に挑むのか3年生と何度もミーティングを重ねてきました。
6月1日の部活動の再開からチーム目標を掲げ、少しずつ前向きに練習に取 り組めるようになってきたのが最近の状況です。「夏季愛知県高等学校野球大会」、「2020甲子園高校野球交流試合」共に、3年生を中心としたメンバー 編成で挑みたいと思っております。
―― 甲子園に出たときにどういう風にプレーをしてほしいか?
高橋監督 まず、高校スポーツ、それぞれのチームが様々な苦労や試行錯誤を経て、今までに無いチーム力を養ってきたと思います。他校の野球にかける情熱に一歩も引けをとることなく、私たち中京大中京の最高の姿を全国の皆様に見ていただきたいと思います。日々、感染対策を十分に行いながら、元気にハツラツと、 多くの方々に勇気と笑顔を届けられるような全力プレーを本校生徒だけで無く、 参加校全ての選手が見せてくれることを期待します。
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